42話「ロリへの愛は世界を救うか?M〜中ボス戦@〜」
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
て慌てるチーズ校長の後ろを追いかけていったら……簡単に遮断装置の場所がわかってしまったよ。まぁ、どれくらい地下に兵力がいるかわからないから、苦しみの魔族は都市を乗っ取ってから遮断装置を掌中に収めるつもりだったようだけどね」
「ブラドさんの選挙事務所で、部屋を爆破したのは……何のためだったので?リスクがある割には意味がない行動に見えたんですが……?」
「もちろん意味はあるさ。マスコミに情報を流して、バグダインの仕業だと思わせようとしたのさ。ブラドさんはバグダインに深い恨みがあるからね。嫁と娘を陵辱されて怒らない夫はいないさ……まぁ、今、生きているのはバグダインの影武者だけど、どっちにしろ家族を不幸にした悪党一味には違いないだろうし、ブラドさんの怒りを買うのに十分すぎるよ」
「……じゃあなんで……ドナルド先輩は魔族を裏切るような事をしているんです?レッドゴブリンのアジトが分かるように、草原に派手な車輪跡があったし、証拠品をネットにアップロードしろと俺に言いましたよね?」
「それは簡単さ……ブラドさん達は苦しみの魔族をその器に宿しているけど、僕の器に宿しているのは……快楽の魔族に精神をぶっ壊された苦しみの魔族でね。僕の言う事なら何でも聞いてくれる人形さんなのさ。
快楽の魔族は……苦しみの魔族主導での第一層攻略に大反対なんだよ。
ほら、君は以前いっていたろう?魔族は草食動物みたいな奴らだって。草食動物は群れているように見えるけど、あれは食料資源が大量にある場所に集まっているだけで、別に仲良くゆっくりしている訳じゃないのさ。
自分の利益のためならば、仲間や同盟相手を捕食者に売り渡す。それが草食動物って奴だからね」
「……先輩、過去に何がありました?魔族を器に宿すなんて正気の沙汰じゃないですよ」
「まだまだ瓦礫があるようだし……いいだろう。過去話と行こうじゃないか。過去話をしている間に遮断装置が壊されない事を祈るよ」
「早く殴りたいなぁ」
白真珠の小さい声が響いた。主に瓦礫をどけているのは小さな彼女である。たくましい工事労働者っぷりを見ていると微笑ましい気分になるのだ。
この事件が全部終わったら、モギュッと抱きしめて撫で撫でしてやりたいと思う俺は――やはりロリコンなのだろうか?
〜〜
(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)敵と呑気に共同作業……?
(´・ω・`)わしは、敵と手を取り合って事態を打開する展開が大好きなんじゃよ
?
(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)あんたの好みなのか!?
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ