42話「ロリへの愛は世界を救うか?M〜中ボス戦@〜」
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事がわかるはず――
「えと、今すぐドナルドさんを殴っても良いって事ですか?」
「いや、ドナルド先輩は、まだまだ事情を隠しているようだし……ここは協力して瓦礫を撤去した方がいいだろう。拘束するとその分だけ人手が取られるしな……」
「はぁ……?なんで敵と協力するんです……?」
白真珠の困惑した言葉に、俺は――
「ひょっとしたら……ドナルド先輩は味方の可能性があるぞ、うん。なんか、あの人のやっている事がさっぱり分からなくなってきた。破滅したいのか、協力プレーしたいのか、実は二重スパイというオチだったりするのか、もう俺にはさっぱり分からん……」
「はぁ……?」
「とにかく、瓦礫を撤去しないといけないのは確かだし。協力した方が早く済むだろう。」
〜〜〜
白真珠の怪力で、山のようにあった瓦礫は次々と撤去されていく。もちろん手間暇を省くために、瓦礫は魔法の鞄の中に入れて、異次元空間にポイ捨てだ。
この道具は、様々な分野に応用できて便利すぎる。魔力がないと使えないのが欠点だが、大量の道具を収納できる。
……白真珠が次々と瓦礫を撤去してくれるおかげで仕事は順調だ。俺とドナルド先輩は魔法の鞄に収納してある土を取り出して、それを土操作(ノーム・コントロール)で操り、通路が再び崩れないように補強するという簡単な仕事をやりまくり、通路が綺麗になりつつある。
だから、話し合う余裕があった。
「さて、トモヤ君……何から聞きたい?」
「先輩は……ここにいた海兵隊と戦いましたか?」
「凄く強かったよ。人間モドキが5000匹くらいが返り討ちにあって大変だったけど、まぁ、なんとか苦労して倒したよ。
さすがは人類最強だね……なぜか、戦う前から負傷してて、骨が折れていたり、銃器がねじ曲がっていたりして微妙に弱体化してたけどね」
白真珠に夜這いをかけて返り討ちにあったせいで……海兵隊が弱体化していただと……!?そんなバナナ!?
というか、警備の仕事が厳しすぎて、海兵隊が犯罪行為をやるような状況に追い込まれている時点で、ひでぇ労働環境だ。
秘匿性が高すぎる仕事の関係で、少数精鋭でむちゃくちゃなシフトを組まれていたのだろう。確か、核兵器の秘密の保管場所の警備も、ベテランの軍人が悲鳴を上げる内容だったと聞いた事があるし、過酷だったことは間違いない。
俺はそんなことを思いながら、ドナルド先輩と会話を続ける。
「じゃ……俺の住んでいるタワーマンションを爆破したのは、なぜですか?」
「学園への爆弾テロの印象を薄れさせるためさ。遮断装置がどこにあるのか探るためにクエスト部を爆破したと思われたら、警備が凄くなるからね。
人間ってものは面白いもので、緊急事態になると大切な物を確認しに行く習性があるのさ。その習性を利用し
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