41話「ロリへの愛は世界を救うか?L〜コンドームの自販機にすべての答えを置いてきた〜」
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「バカめっ……!こんなに美味しい職を失うような事をすると思ったかっ……!常識的に考えてっ……!安全な後方勤務で大金をもらえてっ……!金に困ったかわいい女冒険者を抱き放題なんじゃぞっ……!遮断装置のことを教えたらっ……!この世から物理的に失業じゃっ……!
といかっ……!校長に暴力を振るう不良は退学処分っ……!この権限の偉大さに勝てると思ったかっ……!」
チーズ校長をしばき倒して、縄でぐるぐる巻きにしたら、言動が怪しいだけのオッサンという事が判明しただけだった。
「その口調のせいで敵だと勘違いしてしまっただろ!?」
「ふはははっ……!このロマンが分からぬかっ……?」
「どんなロマンなんだ?」
「実際は小物なのにっ……!口調と格好のおかげでっ……!大物っぽく見えて得なんじゃよっ……!悪の組織の大幹部っぽく見られてっ……!賄賂がウハウハじゃっ……!ふははははっ……!」
言っていて悲しくならないのか……チーズ校長……。
とりあえず、尋問は続けよう。人間は損すると思ったら、積極的に行動しまくる生き物だから……その点を突けば大丈夫だろう。ネガティブ・インパクトな生き物なのである。
「校長、遮断装置の場所を教えろ。教えなかったら魔族の家畜にされる未来が待っているだけだぞ。失業しても豊かに暮らせるだけの財産は既に持っているよな?それが全て無価値になるより、俺に全てを話した方が損しないぞ」
「くかかかかっ……!機密を喋ったらっ……!アメリカのCIAの連中に処分されてしまうじゃろっ……!殺害許可証が発行されるから嫌じゃっ……!」
「……よし、殴ろう。人類を救うためなら、歯の十本や二十本は取れていいよな?どうせ最後は遮断装置の事を喋ってしまうんだから、軽傷で済む間にバラした方がいいぞ?」
「くくくっ……!遮断装置はコンドームの自販機の後ろ側じゃっ……!くれぐれもっ……!アメリカの人にわしがバラしたと言ってはダメじゃぞっ……!」
「はっ?」
「貴様にプレゼントしたコンドームの自販機っ……!あの裏に地下施設へと続く階段があるっ……!そこに遮断装置があるのだっ……!」
チーズ校長の言葉に、俺は二日前の出来事を思い出して見る事にした。そうあれは――白真珠と出会った運命的な日だ。
〜〜〜
……校長に案内されて着いた先は、校舎裏だった。たくさんの茂みや林があり、ちらほらと自動販売機の姿が見える。
だが売っている代物が大問題だ。表紙が水着美少女のエロ本とか、エロ雑誌とか、コンドームの自販機が設置されている。
どうやら、校舎裏は下半身の欲求を我慢できなくなった生徒達のために、色々と設置している場所のようだ。偉大な教育者であられるチーズ校長は、ギルドカードを使って電子マネーで自販機のコンドーム
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