ガンダムW
1653話
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機の改修とウイングゼロの2つの仕様を融合した機体の設計を任せてから、まだそれ程経ってはいない。
少なくても、この短時間で……そして2人の科学者がいるだけでそれが出来るとは思わなかった。
だとすれば、俺を呼び出したのはそれ以外の理由になるんだが……さて、何だ?
向こうにとってあまり面白くない出来事と言えば、真っ先に思いつくのは連合軍がMDを使用する事だが……
結局ここでこうやって考えていても仕方がないか。
とにかく、実際に会いに行った方が早いし確実だ。
「分かった、場所はいつもの場所でいいんだな?」
「はい」
いつもの場所……連合軍による盗聴や盗撮の心配がいらない部屋だ。
凛と綾子の2人しかしらないが、スライムを使ってしっかりと防諜性を確保してある。
勿論老師OやプロフェッサーGの2人もきちんと調査して、何も問題がないというのは確認してるんだろうが。
ともあれ、あそこであれば内緒話をしていても連合軍に聞かれる心配をする必要はない。
ヒルデと短く言葉を交わし、こっちに嫉妬の視線を向けている連合軍の軍人をスルーしながらその場を去っていく。
……連合軍の軍人にとっては、シャドウミラーは美人を独り占めにしていると、そう思われてるんだろうな。
特にサリィやシルビアのような、シャドウミラー以外の美人も引き込んでいるし。
他の奴等にとって面白くないのは俺にでも分かる。
だが……凛と綾子は俺と、ヒルデはデュオと付き合っているから手を出せないとしても、サリィやシルビアは口説こうと思えば特に問題なく口説ける筈だ。
いや、シルビアの場合はノベンタの孫娘だというのが知れ渡っている為、そう気軽に口説ける訳じゃないだろうが。
そういう点だと、サリィの方も少し難しいのか?
シャドウミラーと連合軍の折衝役として出向しているという事は、もしサリィが誰々がシャドウミラーに対して敵対的な態度をしてましたと、そう言えばその時点でそいつは色々な意味で破滅を迎えるのだから。
……うん。何だかんだとやっぱりシャドウミラーの面子を口説くような真似は難しいだろうな。
そんな事を考えながら通路を進み、やがて目的の部屋の前に到着する。
「アクセルだ。俺を呼んでるって話だったけど、何かあったのか?」
そう扉の向こうに声を掛けると、すぐに扉が開く。
「入ってくれ。少し相談したい事がある」
姿を現したのは、老師O。
相変わらずの体格の良さで、一見しただけではとてもではないが科学者には見えない。
だが、今その老師Oの顔は眉根が顰められ、難しい表情を浮かべている。
部屋の奥にいるプロフェッサーGも、苦虫を噛み潰したような表情だ。
これは……一体何があった?
MDがどうとか、とてもではないが
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