第三十九話 おぢばがえりその十
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「もっと言えば一五八、胸は七八位?」
「それ位普通じゃないの?」
「そうよね」
中学生みたいなスタイルといつも言われる私への言葉です。
「もっと高望みしたらいいんじゃ?」
「佐々木希さんみたいとかね」
「胸もね」
「優香さんとか」
「いや、ああした人達までは」
私としてはです。
「望まないから」
「あれっ、そうなの」
「本当にそれ位なのね」
「何かちっちってスタイルも高望みしないわね」
「そうしたことも」
「ううん、高望みしないって言えばあれだけれど」
それでもとです、私は答えました。
「そうしたことは、お金もね」
「そうそう、ちっちって何でも無欲なのよね」
「お金もだしものにも執着しないし」
「欲がないのよね」
「欲を張っても次の人生に持って行けないし」
だからです、お金もスタイルもです。今の人生だけのことで次の人生には持って行けないです。もっと言えば人間に生まれ変わるかもわかりません。
「だからね」
「そういうのはいらないのね」
「別に」
「そう思ってるの」
「そこが無欲っていうかね」
「おみちの人って感じね」
皆にこうも言われました。
「真面目だけれど」
「何かもっと欲出してもよくない?」
「欲ね、そう言われたら」
私にもあります、その欲はといいますと。
「グッズ集めかしらね」
「ちっちの趣味ね」
「それね」
「集めるの好きだから」
グッズをです。
「何かとね」
「キャラクターグッズね、ちっちは」
「それ好きよね」
「そう、かなりね」
それが私の趣味です、あとお金に余裕があったらジャニーズ系のCDを集めています。アルバムしか買わないですが。
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