第一部 ケイオスクルセイダーズ
プロローグ ビギンズデイズ
6.思い出はそこに
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にはいるが何故?』
いやこれではない。丞一には義理の姉はいるが、顔を忘れるほど薄情ではない、はずだ。
いや、違う。その後だ。その後、地の文で丞一の心情を何と表した?
『誰かと似ている、そういわれたのは何年ぶりか丞一には分からなかった』
『そんなこと言われたのは昔遊んだ幼なじみが最後だ』
「ん?幼なじみ?」
丞一には幼なじみという存在は確かにいた。丞一が小学校三年生にあがるときに引っ越してしまったため、必然的に接点が無くなってしまったが、幼稚園から小学校二年生まではずっと遊んでいたのだ。神社の境内で。
「え?うそ?」
「嘘じゃありません」
そしてその神社の名前を、丞一は掠れてしまっていた記憶の中からかき集めて思い出させる。
「だって、毎年年賀状だって送ってたし送られてきてたし」
その何とも言い難い出来事への疑問には、霊夢が代わりに答えた。
「紫のアフターケアよ」
まさに、『境界を操る程度の能力』様々である。
そして、丞一はやっと思い出した。そう。神社の名前は、守矢神社。
「でも、だって。ええ、俺の幼なじみは戦ってる最中にジョジョネタをぶっ込むようなやつじゃあない」
「その言葉、そっくりそのままお返します」
丞一も人のことを言えた立場ではなかった。
「………はあ、だってさ、あんなのが伏線なんて普通考えないじゃん。伏線にしたら単純じゃん」
「とりあえず、その伏線で物事を解決するのをやめればいいんじゃ」
「今まで生きてきて、その教訓がそれなんだよな」
何度か言っているが丞一のスタンドダークワンが関与して伏線で解決できなかった事柄は、無い!そう、無い!大切なことなので二回言いました!
「ちょ、ちょっと待ってくれなんだぜ!結局お前らの関係は何なのだぜ?」
「まあ、幼なじみってやつだよ」
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