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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第八十四話 この、こう着状態を打破します!
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よ。相手の狙いはイゼルローン要塞を奪取すること。全力を挙げてこれを阻止するわ!!」
艦隊の反応と思しき地点にティアナは急行した。無数の光点がきらめき、まっすぐにこちらを目指して突っ込んでくる。
「主砲、斉射!!」
ティアナの号令一下、艦隊はこの小癪な侵入者めがけて整然と主砲を斉射しながら押し寄せていった。当然相手も撃ち返し、早くも正面からの決闘という形になりつつあった。
「――?!」
だが、ティアナはいち早く異変に気が付いた。
「全艦隊停止!!違う、これは!!囮だわ!!!」
目の前の無数の光点は確かに艦隊反応があったのだが、間近で見るとどこからどう調達してきたのか、無数の隕石群だったのである。
「フィオが危ない!!」
ティアナはぞっとして後方のイゼルローン要塞を振り向き、全てを悟った。今まさにもう一つの天底方面から無数の光点がイゼルローン要塞に向けて押し寄せるのをはっきりと見ることができたのである。
「全艦隊反転!!敵は別方向からやってくるわよ!!」
だが――。
無数の隕石群から突然おびただしいビーム砲が艦隊に撃ち込まれ、少なからず混乱に陥った。
「囮と見せかけて、囮じゃない・・・!?違う、足止めの為に少なからず艦艇を潜ませていた!?」
地団駄踏んだティアナだったが、彼女はすばやく応対した。麾下の半数を割いて小癪な隕石群に対して砲撃を浴びせかけるとともに、残りの半数を自身が率い、全速力でイゼルローン要塞に急行したのである。だが宇宙は広い。100m走のように数秒で到達できるというモノでもない。だが、ティアナ艦隊は驚くべき速度をもってたちまちヤン艦隊に襲い掛かった。
だが――。
迎撃してきたのはまたしても隕石群だった。アルテナ星域周辺に展開する無数の小惑星帯から調達してきたものと見える。
「これも囮!?」
応射されるビーム砲を粉砕しながら、ティアナは必死に艦隊の反応を追ったが、不意に腹立たしくなった。
「情けない!!」
彼女は思わず手にしていた指揮刀を床にたたきつけそうになったが、かろうじて自制した。自制をしたことによって彼女は冷静に立ち返ることができたのである。
「ヤン・ウェンリーの戦法は囮などでこちらを壊乱させるものが多いじゃないの。駄目駄目、こんなに兵力を分散させてしまったら、敵の思うつぼよ。艦隊を集結させて四方に警戒態勢を取り、今度こそ敵を見分けるようにすればいいわ。」
ところが、ヤン艦隊は既にイゼルローン要塞に突入していたのである。彼らは宙域ギリギリをモグラのように這って進み、帝国軍の哨戒網を潜り抜けてひそかに潜伏していたのであった。そして突如出現し、ありったけのミサイルを叩き付けて要塞砲台を沈黙させたのち、悠々と要塞に降り立ったのである。
彼らは侵入すると同時に強力な妨害電波を展開していた
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