ガンダムW
1652話
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、精神口撃に耐えられるような者はそう多くないしな。
腕力で何とかしようとしても、凛はOZの特殊部隊を1人で何とか出来る実力を持っているし。
「ああ。久しぶりに風呂に入ったからな。……それより、これは何の集まりだ? 綾子はいないみたいだけど」
「あー……綾子さんなら、デュオが……」
言葉を濁すヒルデ。
それを聞いただけで、理由は分かってしまった。
現在シャドウミラー内でのMS操縦技術の順位は、俺、五飛と来てデュオと綾子がお互い同じくらいの実力で競い合っている。
綾子は1度デュオに勝ったが、それ以降も全勝しているという訳じゃない。
勝ったり負けたりを繰り返していた。
だからこそ、デュオも綾子に負けたままではいたくなかったのだろう。
「模擬戦か? それともシミュレータか?」
「シミュレータです。さすがに今から模擬戦をする訳にもいかなくて。本人は残念に思っていたようですけど」
「だろうな」
シミュレータは、普通のパイロットであれば問題はないが、それでも当然ながら実機には及ばない。
ましてや、ガンダムという最高性能のMSを使用し、その操縦に慣れているデュオにとっては、連合軍のシミュレータというのは使いにくいだろう。
それに比べると、綾子の操縦するトーラスはリーオーより新型であっても同じOZが開発したMSだ。
細かいところは色々と違いがあれど、操縦の傾向みたいなものはそこまで差はない筈だ。
ましてや、綾子はトーラスを操縦する前はエアリーズを使っていた。
空を飛ぶという点もあり、シミュレータは使い慣れている。……少なくても、デュオよりは。
「シミュレータだと、綾子の方が有利だろうな」
「そうですか? 綾子さんが強いのは分かりますが、デュオはガンダムのパイロットですよ? そう簡単に負ける筈はないと思いますけど」
俺の言葉に、ヒルデが少し不満そうに言い返す。
まぁ、自分の恋人……そこまでいかなくても、ボーイフレンドが負けると言われればあまりいい気分ではないのだろう。
「ほら、2人共言い争うのはその辺にしておきなさい。それよりアクセル、私達はこれからどうするのか聞いてる?」
凛の取りなしで取りあえず綾子とデュオのどちらか勝つのかというのは、一旦置いておく事になる。
「どうするって言われてもな。そもそも俺達は、バートン財団を叩く為に宇宙に上がってきたんだが……そのバートン財団を率いるデキムがどこにいるのか分からない以上、こっちとしてもどうしようもないだろ」
デキムは小物ではあるが……いや、だからこそ逃げ足が速い。
自分達が正面から戦えば連合軍に……そしてシャドウミラーを相手にして勝てないと理解しているからこそ、X-18999コロニーもあっさりと捨てて逃
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