人格形成!最強の単語が出来上がるまで。
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・・どうなさろうと構いません。後で好きなだけ罰していただければ。」
普段の冷静なアッテンボローならばここで引きさがっていただろう。だが、一度リミッターが解除され、どんでん返しを受け入れられないでいるアッテンボローはまだあきらめきれなかった。
「カリン、ユリアンと俺と、いったいどっちがいいんだ?いや、ユリアンなんかより俺の方がいい。絶対いい。あんなモヤシ野郎よりも俺の方がまだ男らしい――。」
怒りの色がカリンの両目に浮かんだ。次の瞬間風を感じたかと思うと、アッテンボローは宙を3メートルも舞い、したたかに壁に激突して意識を失った。
医務室のベッドの上でアッテンボローは意識を取り戻した。頬は青黒く腫れ、口は切れ、歯が一本折れてサイドテーブルの上に載っている。全身を苦痛が襲い、うめき声が出た。
「大丈夫ですか?一体何があったんです?まるで戦地から帰還したての兵士のようにボロボロですよ、アッテンボロー提督。」
心配そうな声がする。顔を向けると、そこにはユリアン、そしてシェーンコップ中将がいた。ユリアンは心配顔で、シェーンコップ中将は面白そうに。
もうたくさんだ!!今度こそもうたくさんだ!!女なんか、女なんか、もうたくさんだ!!
アッテンボローは内心そう叫びまくりながら、その思いを一言に凝縮して言い放った。
「それがどうした!!」
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