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IS―インフィニット・ストラトス 最強に魅せられた少女Re.
第二話 初日は波乱の日
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訂正しますわ。貴女は想像より遥かに出来る方の様ですわね。」

チャイムが鳴る。取り敢えず口喧嘩という段階では勝った様ですね。何を以て勝ちとするかの基準は曖昧ですが。

彼女、オルコットさんともいずれは正式な試合で白黒着けたいものです。










「この時間では実戦に於ける各種兵装の取り扱いについて授業する……と、その前にクラス代表を決めたいと思う。」

一限目、二限目と違い、三限目の担当は織斑先生だ。山田先生もメモを持って教室の隅にいる。しかし、クラス代表?

「簡単に言えば学級委員の様なものだ。付け加えれば、年に数回、クラス代表同士で対抗戦を行う程度か。自薦他薦は問わない。」

ふむ……つまり名実共にクラスを代表する生徒だという事ですか。まあ他薦となればまずは……

「はい!織斑君を推薦します!」

「私もです!」

「って、俺かよ!」

彼、織斑一夏が槍玉に挙げられるだろう。

しかも他薦された人に拒否権は無いようだ。御愁傷様、とでも言っておきましょう。

ですが……クラスの代表ともなれば本来は当然、それなりの実力者が就くものの筈。つまり……労せず強い人と試合が出来るのでは?

そう思った矢先

「納得いきませんわ!男がクラスの代表だなんて!」

オルコットさんか。まあ女尊男卑に染まっている彼女に受け入れられる内容ではないでしょう。

「第一クラス代表と言うからにはそのクラスで一番強い人間、この場合は私がやるべきですわ!」

……ちょっと聞き捨てなりませんね。私を差し置いて一番強い宣言ですか。

「正論だな、オルコット。しかし、お前が一番強いという保証はどこにある?」

「その男が私より強いと?ありえませんわ。」

「だが、このクラスには代表候補生がもう一人いる、専用機持ちのな。」

……私の事ですか?いえ、確かに戦いもせずに決められるのは癪どころではなく遺憾……端的に言えばムカつきますが。

「彼女も問題ではありませんわ。そもそもこんな極東の文化的にも遅れた島国で学ばなければならないこと自体私にとっては耐えがたい屈辱であってその上私以外の誰かがクラスの、ひいては学年のトップに立つなんて考えられませんわ!」

「よく口が回るんですね。イギリスの淑女は謹み深いものと聞いていましたがどうやら間違っていた様です。」

気が付いたら口が勝手に動いていた。オルコットさんが唖然としている。でも、知ったことではありません。

「あ、貴女私を侮辱するんですの!?」

「国を侮辱したあなたに言われる筋合いはありません。しかし……他国の代表候補生の前でその国を侮辱するような人が代表候補生とは……英国の良識を疑いますね。」

「な……あ………
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