ガンダムW
1651話
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Sパイロットでも普通にMDと戦える事が出来る性能を持ったMSを開発しろとでも言ってみるか?
……もしかして、ビルゴを作ったりはしないだろうな?
いや、幾ら何でもあの2人でビルゴを作るのは無理か。
ビルゴの最大の特徴であるビーム砲は、ドクターJの協力がなければ作るのは難しいだろうし。
バリアは……そう言えば、誰が主導したんだ?
5機のガンダムには、バリアを装備している機体はなかった。
だとすれば、全く新しい概念を5人で考えたのか?
盾を持ってるガンダムは結構多いけど……いや、盾という意味なら全機が持ってるか?
なら、その辺りから発展させていった可能性も高い。
「アクセル代表がそう言うのであれば、そうさせて貰いますが……本当にいいんですね?」
「好きにしてくれ。あの2人も自分達がMDに対抗出来るMSを作るのは無理なのに、それでもMDを使うなとは言わない……訳でもないだろうが、それでも妙な真似はしないだろ」
原作でリーブラが主砲を1発撃つごとに不具合を起こしていたように、妙な真似をする可能性もないではないが……そんな時は、悪いがしっかりとその身で償って貰う事になるだろう。
「あー、ほらほら。物騒な話はそのくらいにして。今は俺達もトーラスの生産設備って奴を見てみようぜ」
話を逸らすかのように言ってきたのは、デュオ。
まぁ、自分の恩人を相手に物騒な話をしていたのは事実だし、色々と思うところがあったのだろう。
俺も別にどうしてもあの2人をどうにかしたい訳ではないので、出来れば向こうには大人しくしていて欲しい。
それを分かっていても、自分達の思うように動くのがあの科学者達なんだろうが。
「へぇ……これがトーラスの生産設備か。思ったよりもしっかりとしてるな」
「そりゃそうでしょ。ここで暮らしていた人数はそれなりにいるんだ、そんな中で間に合わせの施設を作っても、効率が悪いし」
綾子が少し呆れた表情でそう告げてくるのに、俺は確かにと頷く。
目の前にある機械は、次々と部品を作りだしてはトーラスを生み出していく。
かなり金の掛かった施設であるのは間違いない。間違いないんだが……それでも、バートン財団にすれば、いざという時は切り捨てる事が可能だったのは間違いないんだろう。
今も口にしたように、この施設はそれなり以上にしっかりとした設備だと思うんだが。
結局それを接収した連合軍がこの施設を使ってトーラスの量産を行う事になるんだから、バートン財団にはいっそ感謝した方がいいのかもしれないな。
……もし本当に連合軍がバートン財団に感謝の言葉を贈れば、デキムが憤死する可能性もあるが。
ああ、いや。そうだな。
「サリィ」
「はい? 何でしょう?」
「この小惑
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