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眼鏡っ子は筋肉がお好き
第一章
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昔の日本軍と比べたら」
「いや、ご先祖様が特別だから」
「あれはもう鬼だから」
「どっかの半島で柔道だけで百万人殺したって伝説あるから」
 殆ど特撮のヒーローだがこうした主張もある。
「日本軍は別格だから」
「そういうのと今の自衛隊比べたらね」
「やっぱり違うでしょ」
「比べることが間違いよ」
「ううん。予科練みたいな人がいれば」
 亜美のもう一つの理想はこれだった。よりによって。
「違うのにね」
「全く。亜美の趣味はね」
「ちょっと特殊過ぎるわよ」
「マッチョ大好きって」
「何かね」
 周りはそんな彼女に少し呆れていた。殆どの娘がマッチョよりもアイドルや特撮俳優の方が好きだからだ。しかしだった。
 亜美はあくまでマッチョを追い求めていた。そしてだった。
 学校でクラスメイト達に今度はこんなことを言ったのだった。
「今度プロレスの試合行くつもりだけれど」
「で、筋肉見るのね」
「それが狙いなのね」
「そう。筋肉と筋肉のぶつかり合い」
 亜美は口を蕩けさせ涎を流さんばかりになって話す。
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