暁 〜小説投稿サイト〜
勇者指令ダグオンA's 風の詩
第一話 風の勇者現る
[3/7]

[1] [9] 最後 最初 [2]次話
来るようになるの?」

「あんな事って?」

「・・・木から木にピョンピョン飛び移ったり」

「う〜ん・・・練習すれば出来るかも〜」

「え?あれ奥義じゃないの?」

「まっさか〜あれは私の身体能力でやってるから〜」

「なぬ!姉ちゃん魔法使ってんじゃないの?」

「いや〜私攻撃魔法使えなくって〜危ないし〜」

「ええ!姉ちゃん魔導師なのに?」

「それはそうなのですが〜まぁ・・・弟は凄く使えるけどね〜」

「え?姉ちゃん弟居たの?」

「うん・・・まぁ・・・そうなんだけど・・・」

「お〜い!」

「あ!父さん!」

楓と風太郎の元に駈け寄る玄。

「喜べ風太郎!この道場に住み込ませていただくことになったぞ!」

「へ?どういう事?」

「あれ?言ってなかったっけ?ソニックアーツの門下生は道場に住むって」

楓の一発に固まる風太郎。

「んじゃ・・・姉ちゃん・・・この山に住んでるの?」

「あっはっは〜住んでるんだな〜これが」

「だから姉ちゃん野生児って言ったんだ〜」

「けどこんなに可愛い野生児だったらいいかな〜」

「まぁ・・・顔だけの奴って言われますけど」

その時だった。

ザワザワ

山がざわついている。

「!!」

楓が振り向くと気配が違う・・・なにか途轍もないく嫌な物を感じ取った。

「姉ちゃん?」

「・・・風ちゃん・・・玄さん・・・さがって」

「「え?」」

「良いから!!」

楓が気配のした方向に構えた。

その時

「!!」

空から爆撃されてしまった。

楓は咄嗟に風太郎、玄を抱え跳躍した。

凄まじい爆発が起きると楓は着地し周囲を見た。

「なに・・・これ・・・」

楓の周囲を異型のモンスターが囲んでいた。

「う!宇宙人!?」

「まさか・・・300年前の宇宙人の再来?」

「300年前?」

玄の言葉に楓は自分の祖先が300年前宇宙から侵略に来た宇宙人との戦いを思い出した。

「とにかく!管理局に連絡!!」

風太郎は携帯端末で時空管理局に連絡を図るが通じない。

「なんで?」

「妨害電波?は!!」

宇宙人が楓たちに襲い掛かると楓がその攻撃を防いだ。

「ぐ!」

「姉ちゃん!」

「逃げて!!がは!!」

楓が吹き飛ばされたその時だった。

『ジジャアアアアアアアア!!!』

等身大の宇宙人たちが道場に向かって怪光線を放った。

「やめてええええええ!!」

楓の叫びも空しく宇宙人の攻撃がソニックアーツ道場を破壊した。

「みんな!!」

燃え上がる道場。楓は絶望の淵に立たされる。

[1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ