零部
三章
煉獄ノ華
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桜餅はそのダメだよ」
紅姫はちょっとしょぼくれた顔をしたが「はい」と小声で言った後に寄ろけるショウマの身体を支えながら彼の家まで付き添って歩いているうちにショウマの家についたのだが・・・
ショウマの家は豪邸のような屋敷だったのだ
「おかえりな・・・坊っちゃまどうされたのですか・・・早く傷の手当を・・・」
そうこの屋敷の召使いの女がショウマを屋敷の中に連れて行ったのである
紅姫は恐る恐る屋敷の中に入っていった
「お邪魔します」
ショウマの屋敷はとにかく広かった紅姫は何処にショウマが居るのか分からないままその場に立ち尽くした
「主様・・・何処ですか」
その時だった紅姫の背後から女の声がしたのだ
「貴女・・・何ものですか・・・ショウマ様の御友人とはみえませんが」
紅姫はその声の主の方にくるりと向きを変えた
そこに居たのは彼女と同じであろう魔剣少女が居たのだ
「私は妖刀紅姫・・・我が主ショウマの魔剣です」
紅姫は自分から名を先に名乗ったのだ相手の魔剣少女もクスッと笑った後に名を名乗ったのだ
「私はこの屋敷の守護刀の菊一文字です。私の事は菊と呼んでください紅姫さん」
そう彼女は言い紅姫の手をそっと握りある場所にむかった
━湯━
湯と暖簾のかかった場所だった
・・・・・・
続く
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