ガンダムW
1650話
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るかどうかが不安だったが……どうやら問題なかったみたいだな」
『は? デュオが、ですか?』
『おいこら、アクセル! 俺が一体何をしたって言うんだよ!』
「自分の胸に手を当てて聞いてみるんだな」
そう言いはしたものの、W世界にフラグという言葉があるかどうかは分からない。
もしくは、あってもコロニー出身のデュオには伝わらない可能性もある。
……いっそ、こっちで適当に広めてみるか?
『ったく、俺が何を言ったってんだよ。正直なところ、理解出来ねえぞ』
不服そうな様子のデュオだったが、綾子はゲームを趣味としているだけあってフラグという言葉を理解したのか苦笑を浮かべる。
『アクセル、何も言わない状態でそんな事を言っても、デュオには通じないぞ』
「そうか? ……まぁ、どのみち訓練はした方がいいのは事実なんだ。出来れば俺といい勝負を出来るようになってくれればいいんだけどな」
『アクセルといい勝負って……それって、実質的にこの地球圏で最強に近いパイロットじゃないか?』
「へぇ。あのガンダムのパイロットにそう言われるのは光栄だな」
『はっ、何を言ってるんだか。そのガンダムを複数相手にして互角以上に戦える奴の言う事かよ』
少しだけふて腐れたようなデュオの声に、思わず笑いが出る。
別に嘲笑とかではなく、そんな事を言いながらも本心ではいつか俺に勝とうと思っているのが分かった為だ。
そんなやり取りは、小惑星帯に入港したサリィ達から改めて通信が送られてくるまで続くのだった。
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