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Eipic27恐怖の大王〜Agreas〜
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す!』

報告の前半に安堵して、後半で絶望に叩き落とされてしもうた。狂ったように笑い声を上げ続けるプライソンにフェイトちゃんが詰め寄って「何を考えている!?」って問い質した。

「お前の目的は、ミッドの支配じゃなかったのか!?」

「支配ぃ? そんなもの上っ面の動機だ。言っただろう? 俺には真の目的がある、と。管理局、聖王教会! そのご都合が良いモノしか見ない聴かない目と耳で、しっかりと刻み込め。俺の目的は、俺の終焉だ! 俺は死にたい! 聴こえるか、最高評議会! お前たちが俺を不老不死に造ったおかげで、こんな手段を取らざるを得なかった。これは復讐だ! お前たちの大事なミッドチルダ諸共、俺は死ぬ! 隕石落下はその前の前準備だ!」

ミッドを道連れに死ぬ事。それがプライソンの真の目的やった。プライソンの頭上にモニターが展開されて、宇宙空間に浮かぶ1つの兵器を映し出した。長棒の両端に十字架が1基ずつ付いてて、ゆっくりと回転してる。そんで十字架を繋いでる長棒から何十発ってゆうミサイルが発射され続けてる。

「The Electromagnetic signal system Meteorite Fall Induction Station――電磁気信号式隕石落下誘導装置、アグレアス。それが正式名称だ。ミッドの磁気をインプットしたミサイルをミッド周辺の隕石に撃ち込んで、ミッドへと誘導落下させる。まぁ隕石のサイズは選べないため、ムラっ気があるのが失敗だが」

「ふざけ・・・! くそっ! クロノ、聞いていたな! ゆりかごよりまずは隕石とアグレアスの撃破を最優先にした方が良い!」

『ああ! すでに艦隊旗艦から発令が下った! 到着次第、即座に破壊を実行する! そちらはプライソンから、停止方法などを聞き出してくれ!』

「了解だ。・・・俺の複製能力や左目の視力について問い質したかったが、今は後回しだ。プライソン、アグレアスを止めろ、今すぐにだ」

クロノ君との通信を切ったルシル君が早速、プライソンを問い質したけど「フフン」憎たらしく鼻を鳴らすだけや。そこにフェイトちゃんが「お前を気絶させれば止まるのか!?」そう声を荒げた。

「お前は言っていたな、自分がアグレアスを管制していると!」

「そうなんか?」

「うんっ。確かに言っていたよ!」

フェイトちゃんに代わってなのはちゃんがそう継ぐと、「よしっ。死なない程度にやってやるよ」ルシル君が指をポキポキ鳴らし始めて、プライソンの前に立ったその時・・・

『プライソ〜ン。電磁誘導ミサイル・アポカリプス全弾の発射シークエンスを完了〜。あとは勝手に発射され続けるよ〜』

ルシル君の宿敵である“エグリゴリ”の1人、「レーゼフェア・・・!?」がモニターに映り込んだ。これまで以上に
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