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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic27恐怖の大王〜Agreas〜
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簡易テントへ向かう。そこでヴィヴィオを医療隊員たちに預けたばかりのなのはちゃん達と合流して・・・

「はじめましてやね、プライソン」

シスターのスキルで作られた歪曲した空間に捕らえられてるプライソンにそう声を掛ける。彼は「あぁ、大将のお出ましか」まったく余裕って感じで、全然反省も後悔もしてへんみたいや。

「プライソン。本当ならここで1発くらい殴っておきたいが、私情に駆られてそんな無様をはやて達の前で晒すのも辛いからな。ここは抑えておいてやる」

「よう、化け物。お前のリンカーコアのおかげで、プフェルトナーは完成したぞ。まぁ所詮はクローンでコピーな欠陥品。お前を大して傷つけずに負けたがな。まったく、プリンツェッスィン共々使えない粗悪品だった。ハハッ、天才の俺とした事がとんだ下手を打ったものだ」

ルシル君、それにフォルセティやヴィヴィオに対してのその暴言。私となのはちゃんとフェイトちゃんはギュッと拳を握りしめて唇を噛むことで、怒りに任せるような真似をせえへんように必死に耐える。

「発言には気をつけろ。何がお前の遺言になるのか判らんぞ。俺への罵詈雑言は聞き流すが、フォルセティとヴィヴィオへの発言を聴き流せるほど、今の俺は優しくないぞ」

「なんて気持ちの良い殺気だ。いいぞ、俺を討ってみろ、化け物め! さあ! さあ! さあ! 俺を殺して見せろ!」

「貴様・・・!」

怒りを露骨に態度で示すルシル君に、逆に私たちは落ち着けた。プライソンはプライソンで煽りまくるし。そやから私は「ルシル君!」の右手を両手でギュッと握りしめる。

「おい、止めるなよ、大将」

「黙ってて!」

プライソンと睨み合う中、フェイトちゃんから「はやて。プライソンが気になる供述をしたの」って報告が。さらになのはちゃんからも「アグレアス。それが本来の狙いみたい」そんな報告が・・・。

「・・・アグレアス。お前のアジトから奪った兵器データの中にあった名だ・・・!」

「プライソン。一体、何を企んでるんや」

「・・・ふん、そうだな。全ての準備が整った以上もう隠すことは何も無いな。判った、全てを話そう。俺の真の目的を。だが、条件が1つだけある。俺の話をオープン回線で各管理局施設と聖王教会本部にも届くようにしろ」

プライソンから提示された条件。そこまでの規模となると私個人では決められへんから、「上と相談してみる」って返答すると、プライソンは「そんな時間は無いと思うぞ。アグレアスはもう、起動している」そう言うて笑った。

「はやて。俺が責任を取る。今の俺は限定的だが准将の階級持ちだ」

「・・・ごめん、お願い出来るか?」

「ああ、任せてくれ。・・・こちら本局内務調査官、ルシリオン・セインテスト准将。これよりプライソンか
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