暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic27恐怖の大王〜Agreas〜
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れて救急車の側で休んでる。ルシル君はフォルセティを保護した後、後を絶たへん巡航ミサイルの迎撃による魔力過消費となって、私は前線指揮官の後任が来てくれたことで、フォルセティを病院へ移送できるようになるまでの救急車の護衛としてや。

「ルシル君、平気か!?」

「イロウエルを発動するだけだ、対して魔力は消費しないよ」

――屈服させよ(コード)汝の恐怖(イロウエル)――

モニターに映る白銀の巨腕イロウエル10本がイプシロンの佇むビルや、その周囲を直立したまま回り続ける5棟のビルをガシッと鷲掴んで止めた。直後、アリシアちゃん達がイプシロンへ総攻撃を開始。あの子は何も出来ずにその全てを受けた。

「むっ! イプシロンが墜ちたのか、ビルの浮遊力が無くなった・・・!」

「ルシル君、頼むわ!」

「判っているよ!」

十数mってゆう高さから40階建てクラスのビルの落下なんてさらに被害が出ることになる。ルシル君は巨腕を操ってビルをゆっくりと地面に降ろした。

『こちら六課のアリシア。プライソン一派の1人、イプシロンを確保したよ!』

モニターには、気を失ってるらしいイプシロンがバインドで拘束された映像が映し出されてる。

「了解や。お疲れ様。・・・グリフィス君。なのはちゃん達、シグナム達、アリサちゃん達からの連絡は?」

旗艦・“聖王”のゆりかご、護衛艦・“アンドレアルフス”、列車砲・“ディアボロス”の攻略に向かったみんなからの通信が途絶えて久しい。

『いえ。ガジェットなどの兵器群の停止と共に、南からの巡航ミサイルの接近も止まりましたが、各攻略班からの通信・念話、共にありません』

「そうか・・・」

胸の内に渦巻く不安。便りがあらへんのはええ頼りってゆうけど、状況が状況やしな〜。不安がってるそんな私にルシル君が「大丈夫。信じて待とう、はやて」そう優しく声を掛けてくれた。

「うん。そうやんね・・・」

頷き返したところで、『こちらゆりかご攻略班、スターズ1!』なのはちゃんの通信全体が入った。モニターにはなのはちゃんと、なのはちゃんに抱っこされてるヴィヴィオ、側にフェイトちゃんとシスター・プラダマンテの4人。

『拉致されていた救出対象を無事に保護、本件主犯のプライソンも確保しました!』

待ち望んでた報告が入って、私とルシル君はバチンとハイタッチを交わした。さらに突入してた武装隊員たちも全員脱出して、ゆりかごは完全に無人となった。これで局の艦隊も憂いなくゆりかごを撃沈できるわ。
ゆりかご攻略を完了したことを六課の後見人であるリンディ統括官、クロノ君、カリムの3人に報告した後、フォルセティの乗る救急車を始めとした数多くの救急車の護衛を手の空いた武装隊に任せて、ルシル君と一緒に前線本部の
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