暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic27恐怖の大王〜Agreas〜
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らの話を、すずか伝手で知っている。まさか本当に・・・不死身?
「プライソン、お前の計画は潰えた。殺人罪、世界規模動乱罪、公務執行妨害、違法医術の施術、その他諸々の罪状で逮捕する。大人しく縄に付け!」
「計画が潰えた? ハハハハハハ! 違う、違うぞ、フェイト・テスタロッサ・ハラオウン! これまでの遊戯は所詮、前座に過ぎん。ゆりかごなど、俺の真の目的にとっては単なる時間稼ぎ!」
プライソンの口から聞き捨てならない言葉が出て来た。なのはが「ゆりかごが時間稼ぎ・・・?」って訊き返すと、「そうとも。他の兵器も前座に過ぎん」奴はそう断言した。その様子から負け惜しみじゃないのが判る。
「一体、なにを企んでいる! 答えろ!」
「そう怒鳴るな。俺の本命は、ゆりかごでもアンドレアルフスでもディアボロスでもない。アグレアス。ソレが俺の真の目的を果たすオモチャの名だ。ミッドに戦争を仕掛けたのも、アグレアスを稼働・運用するための時間稼ぎ。判り易く言ってみたが、どうだ?」
“アグレアス”。ルシルが奪取した兵器群の開発コード名の中にそんな名前があったのを思い出した。そう言えば、ずっとその姿を見せていなかった。ゆりかごすら及ばない兵器があるのだとしたら、どれだけの脅威レベルなのか想像も出来ない。
「俺を倒して止めてみるか? アグレアスの管制はガンマではなく、プライソンだ」
この状況でプライソンを倒す・・・。後ろに居るなのはとヴィヴィオをチラリと横目で見る。今の私に出来ることはただ1つ。プライソンの「望み通りに!」仕掛ける。アイツは「さぁ来い!」構えを取った。“バルディッシュ”を振るうと、奴は素手による拳で迎撃して来た。
「ぐっ・・・!?」
「ひ弱な一撃じゃないか!」
完全に力負けしたことで殴り飛ばされてしまった。床に着地してすぐにもう一度プライソンへと突っ込む。そしてフェイントを交えながら“バルディッシュ”を振るって、奴を出口から遠ざけつつ・・・
「なのは! 先に脱出を! プライソンは私が押さえておく!」
「えっ!? ダメだよ、フェイトちゃん! フェイトちゃんをひとり残してくなんて出来ない!」
「ヴィヴィオを優先して、なのは! プライソンにまたヴィヴィオを渡すわけにはいかない!
「でも・・・!」
「フェイトママ・・・!」
不安そうな声を出すなのはとヴィヴィオ。小柄なクセにプライソンの一撃は重くて疾いこともあって、2人に目を向けることが出来ない。でも「行って!」そう伝えることは出来る。
「ハハハ! 美しい母娘愛と言ったところか! 逃げろ、逃げろ! 鬼さんに捕まらないように!」
「早く!」
「・・・ごめん、フェイトちゃん!」
「フェイトママ!」
なのはが玉座の間
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