ウルトラマンダイナ
最終章Ⅰ 東京壊滅
最終章Ⅰ 東京壊滅-4
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凛「かよちんお待たせ～」
花陽「うん、凛ちゃん手洗ってね」
凛が手を洗い終わるのを花陽は隣で待っている
凛「ん？なんだか廊下が騒がしくない？」
花陽「確かに…何だか皆慌ててるような……」
凛「ちょっと見てくる!!」
花陽「あ?凛ちゃん!!」
凛がトイレから飛び出そうとしたその時
ﾃﾞｨｺﾞﾝ「ｷﾞｼｬｧｧｧｵｯ!!」
凛「キャーー!!」
突然トイレに一体のディゴンが入ってきた
花陽「ひっ…?」
あまりに凶悪な風貌に花陽は腰を抜かし尻餅をついてしまう
凛「かよちん大丈夫!?……くっ!!」
花陽の側に寄り添いジリジリと迫るディゴンを睨み付ける凛
しかし凛自身も恐怖で身が震えてしまっている
ﾃﾞｨｺﾞﾝ「ｷﾞｼｬｧｧｧｵｯ!!」
ディゴンが二人に距離を積め、襲い掛かる
真姫「凛!!花陽!!大丈夫!?」
凛・花陽「真姫ちゃん!?」
真姫は後ろからディゴンに掴み掛かる
真姫「二人には手出しさせないんだから!!」
ﾃﾞｨｺﾞﾝ「ｷﾞｼｬｧｧｧｵｯ!!」
真姫「ｷｬｧｯ!!」
しかしディゴンに腕を捕まれ簡単に投げ飛ばされてしまう
真姫の体は個室の壁を何枚か壊し、壁に激突し床に倒れてしまう
花陽「そんな……」
凛「真姫ちゃん!!」
二人の目には大粒の涙が溢れている
そして再び彼女達に迫ろうとディゴンが向き直ってくる
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
凛達の後方、真姫が投げ飛ばされた方向から瓦礫の崩れるような音がした
ﾃﾞｨｺﾞﾝ「!!」
ディゴンがそちらの方を向くのにつられ、花陽と凛も後ろを振り返る
凛「うそ……」
そこにいたのは
ﾀﾞｲﾅ「ｼｭｱｯ!!」
花陽「ウルトラマン……ダイナ!!」
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