稀少な食材で一時の休息を
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》だよ!何いきなり俺をdisってんだよ!」
「悪い悪い。それで、どうすんの?」
「ほらよぉ、最近変な奴とか攻略の進み具合で張り摘めてるじゃねぇか?だからこいつを食って英気を養おうってこった」
へぇ。クラインはこう言う気配りも出来たわけか…。流石は大人組の一人だな。ちょっと見直した。
「気が利くじゃない。じゃあ調理はアスナが担当するって事で」
「任せて!」
「厨房はうちのを使うといい。俺も手伝うぜ」
エギル、アスナは調理班か。
「じゃあ私は付け合わせのための飲み物を買い出ししてきますね!」
「あ、私もてつだう!」
何だかとんとん拍子で事が進んでいく。
いつの間にかポツンと残された俺。
「あー、何か手伝うことはありませんかね?」
「ねぇな」
「うん。まだ少し時間が掛かるから、他の皆を手伝ってあげて」
そう言われましても、俺しか居ないわけですよ。
取り敢えず厨房はダメ、と。
「取り敢えず外に出るか…」
俺は肩を落として店を出た。
「で、 出てきたは良いけど何もないな…」
店を出た俺は周りを見渡す。しかし知り合いは誰も見当たらず、 この店へ買い出しに行ったのかも分からないため追うこともできない。
因みにフレンド登録はキリトしかしていないため、追っても仕方ないと判断する。
「ねぇねぇ」
「俺は君のお姉ちゃんじゃないぞ。そして女でもない」
ふとかけられた声にそう返す。
「知ってるよ?じゃなくて、君はキリトの知り合いだよね?」
振り替えれば、銀髪の女性プレイヤーが立っていた。と言うかまたキリトか…。
ホントにあいつの回りは女性プレイヤーが多いな。
「一応そうなるが、俺に何か用か?」
「ううん。ただ近くで見ておきたかったなって」
「あそう…で、見た感想は?」
「うーん。あんまりパッとしないね!」
「うん。それ本人を前にして言うことじゃないからね?」
なんと言う失礼なプレイヤーだろうか。ただ無邪気さがあるためにあまりカッとしなかった。
「それで、君は?」
「あ、ごめんね?私はストレア。よろしくね!」
「俺はケン。一応キリトのフレンドだ」
ご紹介をお互いにする。
しかしなんだろう。このプレイヤー、ストレアの立ち振舞いが…何処か子供のような…不自然と言うか、なんだろうかこの取っ掛かりを覚えた感じは…?
「じゃあまたね!」
「自由か」
突拍子もなく手を振って去っていくストレア。
それを見送って俺もエギルの店へと戻ろうとする。
「まさか、アルベリヒのメンバーじゃないだろうな…」
余りにも外れな考えを持って、歩みを進めた。
「よぉし!じゃあ遠慮なく食ってくれ!」
戻って数分で料理も完
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