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提督はBarにいる・外伝
美保鎮守府NOW-Side B- PART1
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な行動を取り、視察団メンバーと数回の打ち合わせを重ねていた。その姿を見る度に私は不安を覚えたが、グッと堪えて口出しせずにいた。あの淫ピ(淫乱ピンク)め、後で締め上げて事情聴取してやる。そんな事をしている内に、とうとう出発の日がやって来た。

「んじゃ、悪いが行ってくるぞ」

 まるで観光旅行にでも行くかのような気楽さで、出発の挨拶をする提督。

「とびっきりのお土産、期待してますよ提督!」

 あの淫ピめ、提督は遊びに行くんじゃ無いんだぞ?お土産なんて買える訳無いじゃない。

「提督、お留守の間の執務はどうしますか?」

「あ〜……俺の代理は加賀だな。金剛を除けば最高錬度だし」

「了解しました。提督代理の責務、務めさせて頂きます」

「ん、頼んだ。補佐は大淀と日替わりの秘書艦でな?」

 これはいつもの執務の体勢なので問題ない。

「緊急時対応マニュアルはどうしますか?」

 提督が不在の時に緊急事態が発生した場合のマニュアルが、幾つか組んであった。事の重要度に応じて使い分けているのだが、今回はどのマニュアルをベースに行動を取りますか?という質問である。

「イ-1で対応してくれ」

 提督の言葉に僅かに反応してしまった。イ-1というのは緊急時も緊急時、提督が鎮守府への帰還が困難・又は不可能となった場合の対応を決めておいた物だ。

「どうにも今回の視察はキナ臭い。視察の期間が決まってない辺りを考えても、な。何が起こるか解らん、十分に注意してくれ」

「……了解しました」

 普段はやる気の無いようにしているが、提督は百戦錬磨。こういう『悪い予感』は大概当たってしまうのだ。私も気を引き締めなければ。

「んじゃ、暫く頼んだぜ。あばよ!」

 ニヤリと笑った提督をはじめとする視察団一行は、輸送機に乗り込んで離陸していった。

「……行っちゃった」

「行っちゃったねぇ」

 のほほんと言ってのける明石に、ヘッドロックをかける。

「えっちょ、大淀さん!?なにしてんの!」

「さぁ、吐いてもらうわよ?」

「え……な、何をっすか?私思い当たる事が無いなぁ」

 今更惚けようと言うのか。

「アンタが提督と良からぬ事を計画してたのは知ってるんだからね!?さぁキリキリ吐きなさいこの淫乱ピンク!」

「ちょっ!ピンクの髪なのは認めるけど、淫乱は否定するよアタシ!?」

「脳内もピンクの癖に何言ってんの!さぁ吐きなさい、吐きなさいったら!」

 ヘッドロックから流れるように、コブラツイストに移行。ストレス発散からプロレスにハマった私だけど、意外とこういう時に役に立つ。

「わ、分かった!言う言う、言うからギブ〜っ!」

 陥落した淫ピを解放し、計画
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