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転生とらぶる
ガンダムW
1649話
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は大佐だったか、准将だったか……
 ともあれ、その男の言葉に頷く。

「分かった。こっちもすぐに準備をする。そっちも、こっちの戦いが終わったらすぐにでも小惑星帯に入ってこられるようにしておいてくれ」
『了解しました。……頑張って下さい』

 その言葉を最後に、通信が切れる。
 連合軍としては、トーラスの生産設備というのは是非とも欲しい代物だろう。
 だからこそ、こうして俺達に期待している訳だ。
 ……MSや生身での模擬戦を何度もやって、その結果俺達に対する風当たりの強さが弱まったというのもあるが。

「さて、じゃあ俺達は出撃だ」

 その言葉に、綾子、五飛、デュオがそれぞれ立ち上がるのだった。





 宇宙空間の中を、トールギスが飛ぶ。
 小惑星帯の中に突入したので、より注意が必要だが……ぶっちゃけ、俺にとっては普通に宇宙空間を飛ぶのと大差はない。
 綾子も、半サーヴァントの身体能力のおかげで極めて高い動体視力を持っているし、五飛やデュオもこのくらいの事は平気でこなせるだけの能力を持つ。
 そんな具合に、連合軍のMSパイロットでは不可能な速度を出しながら、俺達は小惑星帯の中を飛ぶ。

『で、具体的にそれはどこにあるんだよ? こうして見る限り、どこにも敵の姿はないけど』

 デュオからの通信に、小さく肩を竦める。

「そう遠くはないな。このまま飛んでいけば……そうだな、もう10分も掛からずにっと、到着前にお出迎えだ」

 進行方向が光った瞬間、スーパーバーニアを操作して機体を移動させる。
 一瞬前までトールギスの姿があった場所を、ビームが貫いていく。
 この距離で正確に狙ってくるか。だとすれば有人機じゃなくてMDだな。
 だとすれば、やっぱり俺達が接収しようとしているトーラスの生産施設は、MD化を前提にしているのか。
 もっとも、トーラスはMDであっても普通に有人機として使う事も出来る。
 ビルゴは設計からしてMD用なので、その辺りは無理だが……MD技術の遅延がこっちとしては助かった形だな。
 それに元々バートン財団は人数が少ない。
 原作ではOZやホワイトファングの残党を味方に引き入れる事で戦力を揃えたが、この世界だとまだOZは組織そのものが健在だし、ホワイトファングは影も形もないからな。
 ……いや、もしかしたらカーンズ辺りはホワイトファングを作ろうとして動いている可能性はあるが。
 ゼクスの消息が不明なのが、ちょっと不安だな。

「っと」

 まさかゼクスが原作みたいにホワイトファングの指導者になってたりしないよな?
 原作だとサンクキングダムを守る事が出来なかったという後悔から隠遁生活に入り、そこにカーンズが接触してきた形だった。
 だが、この世界ではそもそも
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