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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
バトルロワイヤル 前編
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「ミサキちゃん!あれをやるよ! 」

「っやられるよりはマシ…………分かった……」

タクティカルアームズULDをヴィーヴィルストライカーに、七聖刀二刀を鞘に収め、居合いの構えを取る。

「一撃抜刀っ!双天流!肆の型、改っ!! 」

『っ! 』

狙いはリゲイリア。大きく一歩を踏み出し、機体を回転させて勢いをつけた高速の居合い斬りを放つ。だが、本来の間合いよりも遠すぎる。

届かないと思われたが、放たれた居合い斬りの刀身はヴォワチュール・リュミエールの刃を伸びていき、確実にリゲイリアを捉えた。

リゲイリアは意表を突かれたのか反応が遅れ、ドッズランサー改で居合いを防ぐ。だが、刀身はドッズランサー改に斬り込み、三分の一ぐらいまで斬られてしまう。

『今のは…………? 』

七聖刀 絶から伸びたヴォワチュール・リュミエールの刃は拡散していく。相手は今ので来ることがなく、ガンダムアルカナムオリジンを見つめている。

「ふぅ…………」

今のでもまだ、届かないんだ。世界はやっぱり広い!

「ユウ…………喜んでるところ悪いけど、どうする……? 」

「え?う〜ん…………どうしよう? 」

そんな事を話していると相手から通信が入ってきた。

『面白いな、日本人。今のは驚いたぞ』

「え?ど、どうも? 」

いきなりのことで戸惑い、返事に困ってしまう。

『俺はエレン ガラシアだ。そんで、アイツはシャルロット エイリー』

『よろしくー』

「あー、うん!よろしくね!僕はミヤモト ユウ!そして、僕の親友のミサキちゃん! 」

「…………モチヅキ ミサキ
、よろしく……」

『ユウにミサキか。いきなりで悪かったな。日本人の実力を知りたくて、ついな』

『これで満足したでしょ?この子と戦っても、あとで不利になるだけってのも分かったし』

『そうだな。けど、熱くなりすぎて倒したくなっちまった。悪いが付き合ってもらうぞ』

『はあ…………共闘する身にもなって』

「っ──!? 」

『悪いな。そういうことだ。行くぞ! 』

「っユウ……!グローリアレイスで逃げて……! 」

「っ……………! 」

コンソールを操作し、特殊システムを発動しようとしたところで、上から何かが近づいてきている事に気づく。

「あれって…………」

「ユウ……!? 」

二機は迫っているのにも関わらず、武器を構えたまま動かない事に驚いている。

「大丈夫だよ、まだ終わらない! 」

そう言うと、ガンダムペンドラゴンとリゲイリアに向けて、ミサイルが襲いかかる。二機はすぐに気づいたため回避し、ホーミングしてくるミサイルを撃ち落とす。

『ちっ!新手か! 』


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