暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1648話
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だ、当然報酬次第だけど」

 凛の声が聞こえたのだろう。映像モニタの向こう側で、セプテムは微かに眉を顰める。
 その気持ちは分からないではない。
 俺達シャドウミラーは腕利きが揃っている。
 だが、腕利きが揃っているからこそ、その報酬も高額となるのは当然だった。
 これまでにもガンダニュウム合金を含めて色々とシャドウミラーに支払っているだけに、連合宇宙軍を指揮する立場としては色々と思うところがあるのだろう。
 その分の働きはしてきたという自負があるし、実際にそれだけの結果は残してきたのだから、向こうもシャドウミラーを動かすには色々と高くつくが、それだけの価値があると判断してるんだろうけど。

『勿論報酬は支払う。金額については、担当の者と交渉して欲しい。……ただ、出来ればお手柔らかに頼む』

 セプテムの視線が向けられてそう尋ねられた凛は、笑みを浮かべて口を開く。

「どうでしょうね。その辺りはそちらから提供される報酬に掛かっていると思います」
『……その旨、きちんと通達しておこう。それで、小惑星を攻略する際には、トーラスの生産ラインを抑えて調べる面子も戦艦で一緒に連れて行って欲しい』
「まさか、戦闘に参加させるなんて事は言わないよな?」

 普通の戦闘だったら、X-18999コロニーを攻略した時のように連れて行っても構わないんだが……今回の場合、相手がコロニーではなく小惑星。それもトーラスの製造工場だ。
 下手に連合宇宙軍のパイロットを連れて行った場合、そっちに被害が出る可能性は十分にある。
 セプテムもそれは理解しているのだろう。俺の質問に、頷きを返す。

『勿論だ、連れて行くのはあくまでも生産工場の状態を確認出来る者達だ。一応護衛として何人かMSパイロットを連れて行って貰う予定だが、そっちはあくまでも護衛だ。それに……小惑星ということは、移動出来るかもしれない。その生産工場をこのコロニーの近くまで持ってくる事も検討する必要があるから、そのメンバーも含まれる』
「まぁ、そのくらいならいいか。……それで出撃はいつになる?」

 生産工場の占拠で余計な手間が掛からないのなら、それこそ幾らでも人員が増えて構わない。
 それこそ、人数が多い方がその小惑星の接収も楽に進むだろうし。

『今すぐ……と言いたいところだが、そちらはともかくこちらの用意が調っていない。出撃するメンバーを選抜し、今回の件の説明をするとなると……明日の早朝で構わないか?』
「ああ、構わない」

 ここは宇宙で、昼夜関係ないと言えば関係ないんだが……一応コロニー内でも明かりの調整をして、朝昼夜という時間帯は作っている。
 全ての場所で行われてる訳ではないけどな。
 それこそMS格納庫とかでは、忙しい時になると2交代制、3交代制とい
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