第12話
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けたからには我が全身全霊を持って貴様を葬る。」
好戦的な笑みを浮かべるマクバーンの言葉に対してリウイとゼルギウスは挑発とも取れる宣言をし
「クククク…………随分と舐められたものだなぁ?幾ら”英雄王”でも、この俺相手にそんな事をほざくとは、調子に乗りすぎだぜ?」
二人が自分を”格下”に見ている事に内心怒りを感じたマクバーンは不敵な笑みを浮かべた後、自分の足元から凄まじい黒き焔と闘気を吹き上げさせ始めた!
「この俺相手にそこまで言うからには、俺を今までの中で一番”アツく”させろよ――――!」
そしてマクバーンは全身に膨大な黒き焔を纏い、自らを”焔”を纏った”魔人”―――”火焔魔人”と化させた後異空間から黒き魔剣を取りだした!
「ハハハハハハッ!久方ぶりに見たな、君の”本気”を!しかもまさかその剣まで使うとはね。」
「弱っ。ただの見かけ倒しじゃん。あれなら、ゼフィラでも勝てると思うよ。」
「あの、エヴリーヌお姉様……”魔神”だと比較対象にならないのですが……それよりも”劫炎”が持つあの剣はまさかレーヴェのかつての剣と同じ……」
変わり果てたマクバーンを見たブルブランが高々と声を上げ、マクバーンの強さを瞬時に悟って呆れたエヴリーヌの推測を聞いたプリネは冷や汗をかいて指摘した後マクバーンが持つ魔剣に視線を向け
「ああ。―――”アングバール”。”匠王”によって造られた”レーヴァテイン”の元となった”ケルンバイター”と対になる魔剣だ。」
「レーヴェさんの剣と……!」
レーヴェの説明を聞いたツーヤは目を見開いた。
「クク、そこにいる阿呆のと違って俺との相性が”良すぎる”せいかコイツはこんな風になっちまうけどな……」
レーヴェに視線を向けたマクバーンが凶悪な笑みを浮かべると魔剣は黒き焔の剣と化した!
「「……………………」」
「さて……始めるとするか?ま、この”力”の前には抗うだけムダだと思うがな。」
静かな表情でそれぞれの得物を構えているリウイとゼルギウスに対し、マクバーンは不敵な笑みを浮かべた。
「―――”雑魚”が。”その程度の力”、俺達の世界では良くてせいぜい下級の”魔神”クラスだ。」
「あん……」
しかしリウイが呟いた言葉を聞き、眉を顰めた。するとその時!
「――――我が深淵に眠りし光と闇の力よ………今こそ目覚めろっ!オォォォォ――――――――――ッ!!」
「はああっ!―――猛招来!!」
リウイが雄たけびを上げるとリウイの全身から膨大な闘気や魔力、そして”神気”がさらけ出され始め、ゼルギウスは全身に膨大な闘気を練った後咆哮して全身にマクバーンが纏う黒き焔をも超える勢いの闘気を纏った!
「そう言えばお前と肩を
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