第一部 ケイオスクルセイダーズ
プロローグ ビギンズデイズ
5.VS魔理沙・早苗〜クレイジーダイヤモンドは砕けない〜2
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りがとう、魔理沙、早苗。おかげで能力が発現できた。フォークの痛み大丈夫か?」
「あ、ああ。もう退いてきたんだぜ」
「私も大丈夫です。『クレイジーダイヤモンド』で直せますから」
「そうか、すまなかった」
「で、教えてもらおうかしら?丞一、早苗。あなたたちが隠してた能力について」
霊夢は謎の存在に対峙したかのように警戒をしていた。それは仕方のないことで、それほどまでに霊夢の勘が危険と訴えていたのだ。
「……いいだろう。教えるよ。霊夢、お前昨晩『霊みたいなのがいる』と言っていたな?」
「ええ、言ったわ。まさか、その霊を使役しているなんて言わないでしょうね」
「そのまさか。でも惜しい。こいつらは霊じゃない。生命エネルギーが生み出すパワーある像なんだ」
「生命エネルギーの像……」
「そうです!そばに現れ立つというところからその像を名付けて『スタンド』!」
「あ!いいとこ取りされた!」
「早い者勝ちです!」
「うう、何が何だかごっちゃになってきたぜ」
魔理沙は早くも脳のキャパが限界に達したようだ。
「まあ、守護霊のようなものだと考えてくれればいい。そして、スタンドはスタンド使いにしか見えないし、スタンドは同じスタンドでしか触れられないし攻撃もできない」
「何それチートじゃない」
「ま、基本スタンドは一人につき一体だから攻撃力のないスタンドならやりようはあるのさ」
『紫の隠者』とか『テト神』に『トト神』などだ。
しかも、スタンド使いにしか見えないといっても例外のスタンドや人はいるのだ。前者の見えるスタンドは『アヌビス神』などがそれにあたり、後者のスタンドを見ることができる人物は、八雲紫だ。紫は可視と不可視の境界を操り見えるようにしたのだ。
「つまり、スタンドに攻撃されたくなけりゃ、先に本体をぶっつぶせってことだな!そうだろ?丞一、早苗」
「そんな簡単にすませていいのでしょうか」
「ま、できるならの話だけどな」
魔理沙の解答に早苗は苦笑を浮かべ、丞一は挑発的に言葉を返した。
「さらにですね、スタンドには特殊能力が備わっているんですよ」
「で、あんたたちのはどんな能力なのよ」
「私は『破壊されたものを直す』能力です!」
「あんたが最近手に入れた能力はそれだったのね。丞一、あんたのは?」
「俺は『重力を操る』能力だ」
「え、えげつない能力だぜ」
「なるほど、あんたらの能力についてはよくわかったわ。頼むから変なことは起こさないで頂戴ね」
「わかってるさ。さて、俺からも、早苗に二つ質問をしたいんだがいいかな?」
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