第8話
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リースして、相手の場に特殊召喚することしか出来ない変わったモンスターだ。そしてコントロールするプレイヤーのスタンバイフェイズ毎に1000のダメージを与える。だが、これで終わりだ。魔法カード【所有者の刻印】を発動!!全てのモンスターのコントロールを元々のプレイヤーに戻す!!」
エンジョイ長次郎が檻から釈放されて、今度はオレが収容される。
「バトルだ!!オレの熱血が全てを燃やし尽くす!!修造・熱血・ファイヤー!!」
「ぐおおおおおお!?」
エンジョイ長次郎 LP2400→0
ラヴァ・ゴーレムの攻撃でエンジョイ長次郎が吹き飛ばされ、オレも檻から釈放される。揺られてちょっと気持ち悪い。デュエルでは勝ったが、観客である囚人たちからは長次郎コールが鳴り止まない。
「久々に楽しいデュエルだった」
エンジョイ長次郎が起き上がり、観客に向き合う。そして両手を上げて高らかに宣言する。
「エンジョイ!!」
「行政評議会の者です。榊遊矢、リンの2名はフレンドシップカップへの出場が認められました。尽きましたはご同行を願います」
子供達が起きる前にリンと二人で朝食の用意をしている所に白服達が現れる。
「フレンドシップカップ?登録した覚えはないんだけど」
「出場登録は行われている。これがその書類だ」
白服がデュエルディスクを操作して登録書を見せてくれる。この字は零児の字だな。つまりは参加しろと言うわけか。リンの方も零児の字ということは、参加にかこつけて保護するということだろう。
「なるほど、事情は理解した。だけど、ちょっとだけ待ってくれるかな。子供達の食事を用意してからこっちも準備があるから。逃げはしないから中で待っていてくれても、いいよな、リン」
「えっ、ええ。大丈夫だけど」
リンは行政評議会、言ってしまえば最高権力者の命令よりも子供達を優先しようとする行為に少し驚いているようだ。朝食の用意をして子供達への置き手紙を用意してから拾ったカードで作ったデッキをテーブルに置いておく。頼むぞ【スクラップ】たちよ。子供達を守ってやってくれ。
白服達に連れられた先では、零児たちと言うか、全員が揃っていた。塾長と権現坂とデニスと知らない男は手錠を付けられてるが何があったんだ?
「零児、何がどうなってるの?」
「そういう君こそ何をしていた?」
「オレ?セレナがポカをやらかして、日光に二人を任せて囮になってただけだよ。まあ、その後に体調を崩してリンに保護されてた」
「何をどうやったら彼女と出会えるのかは知らないが、良くやったと言っておこう。事情の説明は?」
「してない。そっちに任せるよ。幸いなことに瑠璃がいるからね、セレナとは顔合わせだけでい
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