第8話
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んだ。使われないカードほど可哀想なカードはないんだ。だから使ってやってくれ」
それだけを告げるとまた意識を失うように眠ってしまった。
【スターダスト・ドラゴン】
まるでユーゴの【クリアウィング・シンクロ・ドラゴン】のような力を感じさえするカード。キングのエースに似た力を感じられる。レベルと種族しか類似点がないのにそう思える。
オレがリンに助けられて2日、ようやく体調が戻って動けるようになった。お礼はどんなものが良いかと聞いたのだが、【スターダスト・ドラゴン】だけでも貰いすぎだと言い切られて何も渡せない。仕方ないので子供達にエンタメデュエルを見せてあげたり、デュエルの指導をしてあげたりする。住んでいる環境を見て理解していたが、デッキが恐ろしく噛み合っていない。【ギガンティック・ファイター】を持っているのに、戦士族が2枚しかなかったり、【アーカナイト・マジシャン】があるのに魔力カウンター関連のカードが無かったりとぼろぼろだ。それでも楽しそうにデュエルをしている。
そうだよな、デュエルは本来こういうものだ。それを武器にしているオレたちが異常なんだよな。だけど、そうしないと守れないものもある。リアルソリッドビジョン、登場が早すぎたということか。人類が正しく扱えなかった、そういうことなのだろう。
悩むのは後にしよう。とりあえず、もっと笑顔が増えるように子供達を連れてカードを拾いに行こう。結構な枚数が落ちてるみたいだからな。回収すれば十分使えるはずだ。
他の誰かがアクションを起こすまでは待ちの選択しかできないのが辛いけど、リンの傍を離れるわけにも行かないしな。塾長たちは無事だろうか?
徳松 LP4000 手札0
場
花札衛-雨四光- ATK3000
伏せ2枚
「これでオレの必勝コンボは完成した。もうドローすら必要ない!!これでもまだ生温いことが言えるか!!」
「熱を忘れたプロに居場所なんてない!!そんな熱を忘れたアンタにはオレが熱血指導だ!!ドロー!!」
「甘ぇんだよ!!【雨四光】の効果を発動!!相手がドローした時、1500のダメージを与える!!」
「甘いのはそっちだ!!今ドローした【禁じられた聖杯】を発動!!場のモンスター1体を選択し、そのモンスターの攻撃力を400アップさせ、効果を無効にする!!」
「何!?」
花札衛-雨四光- ATK3000→3400
「続いて【愚かな埋葬】を発動。デッキから【弧炎星ーロシシン】を墓地に送り、永続魔法【炎舞ー天磯】を発動。デッキから獣戦士族を手札に加える。オレは【熱血獣士ウルフバーク】を手札に加えて召喚。【ウルフバーク】の効果を発動。墓地から獣戦士族・炎属性・レベル4を効果を無効にし
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