暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1647話
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いった風に幾つか改修はしていたが。
 この違いは、勿論OZの月基地とピースミリオンという設備の違いも多少はあるかもしれないが、何よりも大きかったのは資材と時間の問題だろう。
 ハワードも、原作ではOZに消耗戦を仕掛けられれば、Gチームは保たないと断言していたし。
 だが……この歴史では、資源は俺がウィナー家から奪ってきた物や、地球で連合軍から報酬として貰った物が大量にある。
 また、現在の膠着状態を考えると、時間的な問題もある程度はクリアされている。
 そうなれば、ピースミリオンでウイングゼロを建造する問題はクリアされたと言ってもいいんだが……
 まぁ、その辺は色々と忙しい現在の状況を1つずつ片付けていく必要があるか。
 綾子達と共に道場を出ると、そのまま格納庫へと向かう。





「ふむ、お主がアクセルか」

 格納庫にやって来た俺を待っていたのは、デュオとヒルデ……そして髪型が特徴的なプロフェッサーGだった。

「ああ。シャドウミラーの代表を務めているアクセル・アルマーだ。……それで、こうやってここにやってきたという事は、シャドウミラーに協力してくれると考えてもいいのか?」

 こうしてわざわざD-120コロニーまでやってきたのだから、少なくてもこっちに興味を持っているのは間違いないだろう。
 だが、同時にガンダムの開発者達は色々と食えない性格をしているのも事実だ。
 原作でも、OZに脅された振りをしてメルクリウスとヴァイエイトを作り、OZを破壊する事を証明してみせると言っていたし、デスサイズとシェンロンガンダムをOZの資材を使って改修したし、リーブラの建造にも関わり、主砲を一発撃つごとにトラブルを起こすようにもした。
 そういう面で考えると、大人しく協力してくれるとしても完全に信用する事が出来ないのは事実だ。
 ……まぁ、今回の場合はOZと戦うという意味ではプロフェッサーGや老師Oの意向に沿った形なのは間違いないので、そこまで心配する必要はないと思うんだが。

「そうじゃな。すぐに返事は出来ん。暫くは様子を見させて貰うとしよう」

 プロフェッサーGの返事は最終的にそんな感じになった。
 これから、だな。
 このままシャドウミラーとして活動をしながら、プロフェッサーGの信頼を得ていく。
 そうなると、ピースミリオンについて話を聞くのはもう少し先の話になるか?
 けど、出来ればピースミリオンはなるべく早く手に入れておきたい。
 ……悩みどころだな。

「ほう」

 そんな風に悩んでいると、プロフェッサーGが面白そうな視線を格納庫の入り口に向けていた。
 プロフェッサーGの視線の先にいたのは、老師O。
 どうやらプロフェッサーGがやって来たと聞いて、格納庫に顔を出したらしい。

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