ガンダムW
1647話
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けどな。
今は特にやるべき事はないし。
そんな暇潰し感覚の意味も込めてこうして模擬戦を行っていたのだが、どうやら考え事に熱中してしまい、身体に染みこんだ動きをそのままに行動してしまっていたらしい。
……それでも魔法の類を使わなかった俺は、ナイスと言ってもいいだろう。
「あー……次」
何かを説明するのが面倒になり、そう呟く。
だが、今の一連の動きを見て自分達では敵わないと判断したのか、挑んでくる相手はいない。
そんな中……不意に道場の中に誰かが入って来た。
いや、誰かというかサリィだな。
覚えのある気配に視線を向けると、それと同時にサリィが口を開く。
「アクセル代表、デュオとヒルデが帰ってきました」
「……へぇ」
サリィの言葉に小さく頷きを返し、視線の先にいる連合軍の兵士達に向かって口を開く。
「どうやら、俺と戦おうという者はこれ以上いないみたいだし、俺はここで抜けさせて貰う。何か異論がある奴は?」
そう尋ねるも、誰も前に出てくる様子はない。
まぁ、ここで前に出れば俺と模擬戦を行う事になるのだから、それは当然か。
ともあれ、自分の実力をしっかりと理解したというのは、俺にとっても嬉しい限りだ。
これで無駄に恨まれたり、妙な風に絡んでくるような奴が出てくる事はないだろう。
「じゃあ、悪いが俺はこれで失礼する。綾子、五飛、お前達はどうする? ……って、聞くまでもないか」
尋ねた時には、既に綾子と五飛も俺と一緒に来るというのを態度で示していた。
「残念ながら、今回の模擬戦はこれで終了だ。また機会があったら挑んでくるといい。こっちはいつでも歓迎するぞ」
そう告げ、俺は綾子と五飛と共にサリィの方へと近づいていく。
「それで、戻ってきたのはデュオとヒルデだけか? プロフェッサーGは?」
「一緒に来ています」
「よし」
デュオとヒルデはしっかりと仕事をしたらしい。
まぁ、プロフェッサーGの方でも俺達に……そしてシャドウミラーに興味があったのは間違いないだろうが。
後はハワードを宇宙に呼ぶ必要があるが……こっちはピースミリオンをどうにか手元に置いてからだな。
ここから月の裏側に行くのにも、ある程度の日数が掛かる。
そっちも重要だが、デスサイズヘルとアルトロンガンダムの方も休む訳にはいかないしな。
出来ればウイングゼロはピースミリオンで作りたいところだけど……その辺は難しいか?
原作でサンドロックとヘビーアームズの改修が行われたのは、ピースミリオンでだ。
だが、デスサイズヘルやアルトロンのように、外見までが変わる程の大改修という訳ではない。
勿論ただ機体を宇宙用に改修しただけではなく、装甲やスラスターの追加、武器の追加と
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