第一部 ケイオスクルセイダーズ
プロローグ ビギンズデイズ
4.VS魔理沙・早苗〜クレイジーダイヤモンドは砕けない〜
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「─────始めなさい!」
「先手必勝っ!」
丞一は俺の主武装を右手に構え投擲する。
スタンド使いの中にはスタンドは勿論だが、武器も使う人もいる。例えば三部Dioやプッチ神父のナイフ、ジャイロの鉄球は別物かもしれないが、それらが代表例といえる。そこで丞一は考えた。
「スタンドバトルって、武器も組み合わせて使ったら強いんじゃね?」
と。
そして、丞一が精錬させた武器が。
「フォーク、か」
投擲したそれをを魔理沙が防ぐ。銀色の輝きを放つ三叉。百均にも売っている、人類が生んだ恐らく最強(丞一の持論)武器。それがフォークだ。
「たかがフォークで何ができる!」
「たかがフォーク、されどもフォークだ。お前はこのフォークの恐ろしさを知らない─────そして!お前はこれからその恐ろしさを知ることとなる!!残り一秒!」
「はったりなんだぜ!喰らえ!恋符『マスタースパー(ry」
「0だ」
ドスドスドス、という効果音を鳴らし魔理沙の脳天に三本のフォークが刺さった。
「ガサC!」
「魔理沙さん!」
魔理沙が不意に頭を天井をぶつけたときのように頭を抱え込みしゃがみ込む。
「安心しろ。死にはしない。死にはしないが、クリティカルヒットが確定で当たり、壮絶な痛みが長く続くだけだ」
「あ、安心できねぇぜ。死にはしないが、喰らいたくない攻撃だぜ。たかが三本でこの威力数十本でも刺されれば痛みのあまりショック死するレベルだぜ」
なんだその威力は。丞一のフォークはゴールド・エクスペリエンスなのだろうか。もしかしたら今魔理沙は、鋭い痛みをゆっくり味わっているのかもしれない。
「でもいつ間に投げていたんだ!私には一本しか見えなかった!」
「何言ってるのよ。投げてたじゃない。あんたに投げたのと同時に左手で三本のフォークを」
「Exactly(そのとおりでございます)。一投目のフォークは視線誘導のためのミスディレクション。本命は一本目と同時に上に投げた二投目のフォークだったというわけさ。さて」
丞一が再びフォークを構えると、魔理沙の顔は青ざめ、ひっ!と悲鳴を上げておののいた。
「青ざめたな。俺のフォークは恐怖を植え付ける。いいか─────これが、フォークを刺すということだ」
丞一がスタンドの能力を使う。
丞一のスタンド『ダークワン』の能力は『重力を自在に操る』ことだ。似たような能力を持つ『C─MOON』と間違えられるが、あれは本体であるプッチ神父を中心に重力を反転させる、つまりスタンドに触れたものを裏返しにする能力だ。プッチ神父の名言でもある「パンチは必ず一発だけだ」というのもその能力の性質上仕方なくなのである。
だが、『ダークワン』は『自在』に操るのだ。反転だけでなく、重力の方向を好きに操ることができる。簡単に言ってしまえばラッ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ