第一部 ケイオスクルセイダーズ
プロローグ ビギンズデイズ
4.VS魔理沙・早苗〜クレイジーダイヤモンドは砕けない〜
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ください!そして、ジョジョを知っているならご存じでしょうが『クレイジーダイヤモンド』と私はこいつを名付けて呼んでいる」
いきなり、この子とばしてきてるな。初っ端からダービー兄やって仗助、吉良とやってきた。
ならば、こちらもそれ相応な態度で応じるべきだ。そう思い、応える。
「………『クレイジーダイヤモンド』。射程距離一、二メートル。破壊されたものを直す能力がある」
「あなたに対してその能力は必要ないですね。ただぶちのめすだけですからね!」
『ドラァ!』
「やれ!ニャル子!」
『YES,Iam!オラァ!』
拳と拳、脚と脚がぶつかり合う。
『ダークワン』と『クレイジーダイヤモンド』。体格差は歴然だが、『ダークワン』はすばしっこい。小型かつ高性能というやつである。
『クレイジーダイヤモンド』の蹴りをジャンプしてよけた『ダークワン』は空中で宙返りをし、『クレイジーダイヤモンド』の首を手刀で狙う。それを察知し、手刀を肘で迎撃する。肘とは人体でもっとも堅い部分である。痺れて腕が動かない。防御ができなくなったとみた早苗はここから畳みかけた。
『ドラァ!』
右ストレートを首を傾けることにより、かわす。
『ドラァ!』
間髪を入れず左ストレート。同じく逆に首を傾けるも、かわしきれず頬をかすめてしまう。
『ドララララララララァ!』
『そういうことですか。フン!フン!』
痺れから解放された『ダークワン』が拳を合わせるようにラッシュを止める。
丞一はこの展開を知っていた。この展開は三部の最終決戦のあの伝説的ラッシュバトルの展開である。
「ラッシュの早さ比べか……」
よろしい。ここまでお膳立て──誰もしていない──されてはするしかないではないか。
『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!』
『ドラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ!』
「な、何なんだぜ!あの二人!何が起こってるだぜ!」
「わからないわ!でも何かと何かがぶつかるような音が聞こえるわ。すごい衝撃、空気のふるえがここまで伝わるだなんて!」
ガシガシガシ!と音を立て空気をふるわせる。
しかし、均衡は長く続かなかった。
『無駄ァ!』
「クッ!」
ラッシュを制したのは『ダークワン』だった。倒れる早苗に向かってさらに追撃を加えんとさらに拳を向ける。
しかし、拳を叩き込む前に顎に強い衝撃が伝わった。蹴りだ。『クレイジーダイヤモンド』の真上に放たれた蹴りが『ダークワン』の顎をとらえ、その衝撃が本体である丞一に伝わったの
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