第一部 ケイオスクルセイダーズ
プロローグ ビギンズデイズ
4.VS魔理沙・早苗〜クレイジーダイヤモンドは砕けない〜
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
シュができる『C─MOON』だ。
『相対性理論』。それは、ジョジョ界の時止めにも大きく影響を与えている理論だ。簡単に解すれば、時間が止まろうと、重力はかかり続ける。重力と時間、空間は隣り合う密接な関係にあるということだ。さらには光速に近づくにつれ、時間のすすみは遅くなるともある。『スタープラチナ・ザ・ワールド』は後者の法則に則り時を止めているのだ。
『双子のパラドックス』。それは『相対性理論』を決定付けるもので、宇宙に行った双子Aと地球の双子Bの同じ時間での歳の取り方では、Bの方が歳を取るということだ。つまり、無重力に近いほど時間のすすみは遅くなるということだ。
つまり何を言いたいかというと、前者の法則を使えば重力を操作することにより、『スタープラチナ・ザ・ワールド』のように時を止められるということだ。
「『ダークワン・ザ・ワールド』!時よ止まれ!」
ドォォーーーーン!カチコチ……
世界は灰色に包まれた。
「魔理沙、お前はチェスや将棋で言う詰みにはまったのだ!大丈夫さ。死にはしない」
そう言い、丞一はフォークを滅多投げした。
『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄、無駄ァ!!』
投げられたフォーク群は全て、魔理沙の眼前で静止する。
「これが『ザ・ワールド』だ。もっとも時の止まっているお前には見えもせずかんじもしないだろうがな───────時は動き出す」
世界は元の色を取り戻し、魔理沙の目の前にフォークが現れる。
「絶望が貴様のゴールだ」
誰もが魔理沙にフォークが刺さる光景を目に浮かべた。それは魔理沙本人さえも同じだった。
『ドラァ!』
しかし、フォークは謎の手によって防がれた。
『ドララララララララララララララララララァ!』
その姿は霊夢も魔理沙すらも見えはしなかった。しかし、丞一その姿をはっきりととらえた。
「グレート!まさか、時間まで止めるとは思っても見ませんでしたよ」
体のいたる所にハートマークがあしらわれ、頚部に数本のパイプの様なものが見られる。ロボットかサイボーグの戦士といったものを彷彿させるその姿は、『破壊されたものを直す』という、もっとも優しい能力。
『やはりでしたね。丞一さん』
「ああ。今思えばヒントは転がっていたんだ。ニャル子のバカみたいな自己紹介に呆然としたり、魔理沙の話口調からして最近手に入れたという『死ななければ直す』という能力。ヒントはあったんだ。あんた、スタンド使いだったのか。早苗!」
犯人を暴いた、探偵様々に指を指す。すると早苗は不適な笑みを浮かべる。
「Exactly(そのとおりでございます)。改めまして、私はプレッシャーを跳ね返す守矢の風祝、東風谷早苗と呼んで
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ