標的0 Prologue
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ー?白蘭。」
此奴は不覚ですが一応親が亡くなったので一緒に住んでる保護者の様な立ち位置です
「いやね、随分怪しいお客様が来てるよ」
「怪しい?」
白蘭は珍しく戸惑った表情でその‘お客様’を通す。すると鉄の帽子を被り、チェック柄の仮面を付けた男が入ってくる
「…なるほどー。確かに怪しいお客様ですねー。」
ミーはそう言って一息付いて睨みを利かせながら言いました
「…で?アルコバレーノの産みの親が何故ここに居るんですかー?…チェッカーフェイスさん」
「おやおや、私のことをご存知だったか。」
チェッカーフェイスがここに居る。それだけで威圧感が半端ないです…。
「私のことを知ってるのなら話は早い。フラン・スペード!君にはアルコバレーノの素質がある!是非アルコバレーノになってもらいたい!」
「はぁ?!どーいうことですか?アルコバレーノはもう全て埋まってる筈ですよ」
ミーの属性、霧はマモ先輩が居ますし一応雲の波動も流れてますがスカルが居るはずです。
「おや?第八の属性のことまでは知らなかったか…」
「第八の属性…?」
それって勿論夜空の事じゃないですよねー?
「第八の属性…虹だ」
「虹…?」
アルコバレーノの虹ってどーいう意味でしょー?
「そう!虹だ!虹は大空よりも希少な属性だ!の割には地味な役回りだがね」
「どーいう意味ですかー?」
「それは自分で見つけるといい。」
「っていうかー、なんでミーなんですかー?」
「そうだよ!フランはまだ十歳、明らかに周りのアルコバレーノと年代も一致しない!実績もないのに…」
そう白蘭が言うと困ったように笑いながら言いました
「さっきも言った様に虹はただでさえ希少な存在。彼らの同年代にはいい虹が見つからなくてね。ようやく素質を持った君という存在を見つけた。そっちの白い彼もそれなりの素質を持ってるみたいだが…残念だ」
「っ…!」
白蘭はチェッカーフェイスを悔しそうに睨む。
…ミーだってアルコバレーノにはなりたくないです。前世の記憶…アルコバレーノの成れの果ても見ちゃってますし。でも…チェッカーフェイスはそれを許してくれないし逃げれる自身もない…。それなら
「ミーの拒否権は勿論ないですよねー?」
「勿論!」
そう叫んだ時、チェッカーフェイスがあの噂の光を放つ
「っ!フラン!」
「白蘭?!」
白蘭はミーの所へ飛び込んで来ようとしました。だけど一歩及ばず…
「っ…」
「フラン?大丈夫?」
「なんとか…」
「ごめん…守れなかった」
光が止んだとと思ったらミーたちは体が小さくなっていて、首にはおしゃぶりが下げられていました。白蘭のおしゃぶりは濁った色をしていま
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