第二章
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に笑わないだろ」
「それはまたおかしなこと言うね」
「猿が笑うなんて」
「すぐにわかるから。あれは猿じゃないよ」
隆は真剣な面持ちのままで話す。
「絶対にね」
「?猿じゃない?」
「じゃあ何なんだい?」
「確かに変わった外見の猿だけれど」
「猿じゃないっていうと」
雅道達は隆の言葉に首を捻るばかりだった。怪訝な顔になって。
だがその彼等の前に跳びはねながら来てだ。それはこうしてきたのだった。
「へっへっへ」
やけににたにたとして笑う。そうしてだ。
隆達の前をぴょんぴょんと跳びはね続ける。それに無意識のうちにつられてだ。
雅道はついついだ。こうしてしまった。
「へっへっへ」
笑ってしまった。するとその瞬間にだ。
彼はその場に倒れ込んでしまった。隆達は咄嗟に彼を抱え込んだ。そのうえで言うのだった。
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