40話「ロリへの愛は世界を救うか?K〜隠し部屋見つけた〜」
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ダインの刺客だったらさ……この選挙事務所ごと爆破したり、色んな魔法を使って徹底的に攻撃するだろう?」
ーーー
うむむ……『面倒な仕事を君に押し付けたい』とか言ってたな……。
あの時から……俺に悪事を止めて欲しくて、ドナルド先輩の本心がたくさん出まくりだったと思うと悔しくて仕方ないが……さすがに、数年間会ってない人物の内面を、瞬時に推理するのは難しいから、今は気にしないでおこう
「なるほどっ!さすがはお師様ですっ!まるで名探偵みたいですよ!行く先々で事件が起きまくる所が名探偵っぽさが出てます!」
白真珠に褒められた俺は、クエスト部の隣にある校舎へと入り、荒らされた校長室へと突入した。金庫がこじ開けられて、もぬけの殻である。
だが、一番重要なのはそこではない……校長室を出入りして、通路と周辺の部屋の両方を見比べる。そうすると違和感に気が付いた。
通路は糞長いのに――校長室と周りの部屋が狭いのだ。明らかに通路の壁側に隠された部屋がある。俺は空気を思いっきり吸って――
「なんてバレバレな隠し部屋だ!?もう少し隠す工夫をしろよ!?」
「なるほどこの先に部屋があるんですね!時間がないからやっちゃいますよー!」
そう言って、白真珠が魔氷剣で氷のハンマーを作り出して――
「えいっ!弁償代はお師様もちでお願いしますっ!」
壁を紙のように容易くぶち壊した――その壊れた壁の先には――お爺さんがいる。高級そうな黒い和服を着た老齢のチーズ校長だ。21世紀に流行した古いテレビゲームをやりまくりながら、過酷な現実から逃避しているように見えた。
チーズ校長がこちらを振り返り、怪しく――笑っている。
「みたなっ……!この極楽部屋をっ……!」
「校長先生っ!遮断装置はどこですか!」
焦っている白真珠が問いただす。だがチーズ校長からの返事は――
「くくくっ……!教えると思ったかっ……!そんな重要な機密をっ……!教えると思ったかっ……!」
「ま、まさか……アンタも魔族に組みしていたのかっ……!」
俺は校長を叩きのめして道を聞くために、呪文を唱えた。勝率は予想通りに進めば9割くらいありそうに思えたのだ。
「ふふふっ……!ふはははははっ……!馬鹿めっ……!生徒が校長に叶う訳がなかろうっ……!権力的に考えてっ……!」
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(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)ちなみにチーズ校長は敵ですか?
(´・ω・`)言動が怪しいだけのモブキャラじゃよ?
(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)こらぁー!?
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