暁 〜小説投稿サイト〜
吸血姫はアホ可愛い!・ω・`)
40話「ロリへの愛は世界を救うか?K〜隠し部屋見つけた〜」
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が愚痴った。

「遮断装置はどこでしょう……なんかあっちこっち戦っていて、やり辛いです……こういう戦いは大嫌い……」

「きっと、遮断装置は米軍の海兵隊辺りが守っているはずだ!あの国は司令部より、核兵器や遮断装置への警戒を最優先にしていると聞く。米軍最強の部隊が居ると考えれば……まだまだ時間はあるはずだ。軍用の回線が生きていれば、援軍もくるだろうし」

「……えと、お師様と海兵隊、どっちが強いですか?」

「そりゃ海兵隊だろう。超一流の戦士相手に勝てる奴はそうはいないぞ……まぁ、影人間を大量に出して嫌がらせをすれば勝てるかもしれんが、向こうも魔法くらい使えるだろうしな……」

海兵隊はアメリカ最強の軍隊だ。魔族に味方した奴らがどれだけ強くても……いや、待てよ?
そういえばドナルド先輩は――魂を直接傷つける光を生成する精神破壊波(マインド・クラッシャー)を使えたはずだ。僅かでも浴びればダメージが入り、直撃すれば無に帰る可能性だってあり得る。
銃より射程が広くて、下手したら食の神にも当たりかねない最上位魔法だ。やばい。海兵隊の皆さんは返り討ちにあっているかもしれない……小都市サイズのダンジョン学園を乱戦に巻き込む物量を、魔族陣営は投入しているし、物量差で押し切られているかもしれない……。
迅速に、遮断装置がある場所を知る方法は――そうだっ!あの人に聞こう!
クエスト部へと着いた俺は、黒い装甲車から降りて隣の校舎を目指して走った。後ろから白真珠が付いてくる。

「あの?お師様?そっちには何があるんです?」

「校長室だ!」

「はぁ……チーズ校長さんに会うんですか?」

「校長室はドナルド先輩に爆破されたクエスト部の隣の校舎にあるんだ!」

「えと、どういう事です……?」

「恐らく、ドナルド先輩は……クエスト部を爆破して、慌てまくるチーズ校長を追跡して……遮断装置の居場所を突き止めたんだと思う。一番守らないといけない場所だから、緊急事態になったら確認しに行くはずだ。
人間は損すると思ったら、積極的に行動する生き物だし……。
それに、クエスト部が爆破された日……ドナルド先輩は選挙事務所の外にいただろ?あれは恐らく――クエスト部を爆破して、遮断装置の在り処を探っていたんだろう」

俺は思い出す。昨日の出来事を――

ーーー
「小さい頃から悪い事を知らないと、良い大人にはなれないよ。特にこの悪徳都市では美しい少女なんか悪い悪い獣たちの餌食さ。
さぁ、こんな所で立ち話をするのも何だし、僕に付いてきてくれ。依頼人を紹介しよう」

「俺を信用する速度が速いですね……数年ほど会ってないのに」

「僕はね、面倒臭い事が大嫌いなんだ。だから、細かくて面倒な仕事を君に押し付けたい。ただそれだけだよ。君がバグ
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