38話「ロリへの愛は世界を救うか?I〜米軍の包囲殲滅陣は最強なんだよ!〜」
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て給料を貰えば良かったという事なのですか!?」
エロフィンの悲しい問いかけに、白真珠が力強く答えた。
「大丈夫ですっ!正義の心があれば大丈夫です!僕なんて毎日のようにお師様に裸を見られてますよ!モギューと抱きしめて貰うと安心できて素敵な人なんです!」
「こ、こんな所に変態ロリコンがいるのですよー!?」
「おいこら、話をちゃんと聞け。とにかく……そんな地獄すぎる戦場に魔物の大群を費やすのは合理的じゃないだろう?俺はそう言いたいんだ」
「世の中は不効率の塊なのですよ?効率ばっかり求めるのは人間の悪いところなのですー」
「この戦場を覆す手段が魔物側にあると……そうは思わないか?」
「あぅっ?」
「例えば、各階層に廃棄されている核兵器をワープゲートに放り投げて、包囲網を敷いている米軍を焼き払ったりとか」
「そ、そんな事したら、食の神が激怒して魔族をむしゃむしゃ食って大変でひどい自爆的な事になるのですよ!?」
「そうだ。だからその可能性は考えなくて良い。どうして米軍が優位に戦えるのか考えてみろ」
俺の問いに、エロフィンは大きすぎるダイナマイトおっぱいに両手を当てて考え込んだ。エルフ耳をピョコピョコさせて場を和ませながら――
「ひ弱な人間でも勝てるのは……遮断装置があるおかげだと思うのです。空間転移してくる魔族は全ての戦略を覆す怖い怖い存在なのですよー。いきなり司令部とか補給部隊がいる場所に出てきて、ドカドカドーンなのですー。
でも転移さえ封じれば、圧倒的な火力で倒せそうなのですー」
「魔族側の意図がわかったか?きっと……遮断装置が危ない!恐らく米軍が相手している魔物は陽動に違いないんだ!」
「す、すごい発想の飛躍なのです!?何を根拠にいっているのですか!?」
「この状況そのものが根拠だ。だからな、エロフィン……1千万円払うから、米軍の偉い人にこの事を知らせてくれ」
「あぅっ?あぅっ?戦闘中の軍隊に近づくと射殺されちゃうのですよ?偉い人の所に行く前に穴が増えちゃうのです!」
「頑張れ、枕営業の達人なら、エロい……もとい偉い人脈があるはずだ。心苦しいと思うが人類のためエルフのため頑張ってくれ」
「森の妖精エルフを売女扱いするのはやめてほしいのです!?でも一千万円もらえるなら、方法くらいは考えてみても良いかもしれないのですよ?」
「成功したら追加で一億円払うから、頑張って行ってこい」
「わかったのですー。私は金払いが良い人間が大好きなのですよ〜」
バスタオルのまま、エロフィンは東の方角へと旅立った。どうやらあの格好で米軍……おそらく、二重包囲網を敷いている戦場へと行くのだろう。
包囲網の弱点は、外側からの攻撃。それに対処するために、米軍は外側と内
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