35話「ロリへの愛は世界を救うか?F〜人類の裏切者〜」
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コンかもしれない。たった三日間そこらしかお互いの時間を共有していないのに、白真珠が悲しむと胸が苦しくなる。
俺は運転中の車の操作を完全に放棄し、白真珠の体をモギュッモギュッと強く抱きしめた。シートベルト?最初から装着してないが、特に問題はないだろう。そんな事よりも目の前の幼い娘に安心感を与えてやる方が大事だ。
「いいか、白真珠……まだ……バグダインの仕業とい可能性が残っているんだ。ブラドさんを陥れるために、魔族側に作らせた書類なのかもしれない……。アジトまで道先案内するかのように不自然なくらいに車輪の跡があったし、この件に違和感を感じる……まだ希望はある……はずなんだ」
「お師様……?なんでそんなに僕に優しいんですか……?」
「し、縞々……いや、白真珠のお祖父さんだから、信じたい気持ちになるんだ。俺は誰にでも優しい訳じゃない」
「僕を信用してくれるんですか……?半分は悪党の血が流れている僕を……?」
「血なんて関係ない。白真珠は良い娘だ。お爺さん思いで有能で胸が大き……いや、黒いドレスが似合う可愛い女の子だ。吸血鬼の血なんて俺には何の意味もない。むしろ、大切な秘密を知れて嬉しいと感じるくらいだ」
「ありがとう……ございます……お師様ぁっ……」
うむ、なんだ。なんで十歳児なのだろう。可愛すぎて食べたくなってきた。
実は13歳とかいうオチだったら嬉しいのだが。さすがに小さい娘を熱い情熱をこめて食べる訳にもいかず、抱きしめて撫で撫でしてやるのが紳士な俺の行き方である――
ドカーン!
あ、ハンドルから手を離したせいで、俺達が乗っている白い装甲車が木にぶつかった。少し痛かったが俺に怪我はない。
今の衝撃で装甲車の真横についていたサイドミラーがポッキリと折れたが……どうせ途中で黒い装甲車を魔法のカバンから出して、乗り換える予定だったし、壊れても問題はないのだ。
ぶつかった木が『トレント・スターブ』で、俺たちを捕まえて餓死させるために、大量の枝を伸ばしてきたが全く問題がない。愛に生きる男は強いのである。
「誘導弾」
可愛い娘を守る時の俺は、通常の2倍くらい強いに違いない。白真珠を抱きしめているだけで凄い魔力が溢れて、魔法の威力が激増している。
この事件が解決した暁には、キスして魔力を共有できる関係になりたいなと思った。
「お師様っ!ハンドルから手を離して運転するのはダメだと思いますっ!」
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(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)ロリコンだぁー!?
(´・ω・`)男は狼なのだ。五歳児のロリを襲った鬼畜とか、現実にいるし。
(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)白真珠ちゃん13歳だからワンチャンス……
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