ガンダムW
1646話
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い。だが、やはり最善なのは全員が揃っている事だろうな」
「……なるほど」
ウイングゼロを開発したのは、オペレーション・メテオに参加したガンダムの開発者5人に、地球にいるハワード。
つまり、6人なのだが……老師Oはここにいるし、ハワードは地球にいてシャドウミラーに対しては協力的だ。
デュオがプロフェッサーGを連れてくる事に成功すれば、それでようやく3人。
それでも半分か。
ウイングガンダムを開発したドクターJ、ヘビーアームズを開発したドクトルS、サンドロックを開発したH教授。
出来ればこの3人を見つける事が出来ればいいんだが……
H教授がウィナー家の庇護の下からいなくなっているというのは、ちょっと予想外だった。
ドクトルSは本物のトロワ・バートンの件もあるし、間違いなくバートン財団から離れている筈だ。
ドクターJに至っては、見つける手掛かりが全くない。
……さて、本当にどうしたものやら。
「とにかく、この設計データは老師Oに渡す。シェンロンガンダムの改修作業と並行して、ウイングゼロの開発の件も進めてくれ。勿論可能な限りでいい。プロフェッサーGが来れば、幾らかは楽になるだろうし」
「……ふむ。まぁ、OZとの戦いに役立つ事になるのは間違いないだろうし、引き受けさせて貰おうか。だが、先程も言ったように、この件は非常に難解で時間が掛かる。それを理解して欲しい」
「ああ、分かっている。幾ら何でも、この仕事を明日にでも完成させろなんて無茶は言わないよ。ただ、あまり時間がないのも事実だというのは承知しておいて欲しい。幸い、今はバートン財団の件やバルジの件もあって宇宙は膠着状態に入っているが……いつまでも、このような事態が続くとは思えないからな」
「うむ」
「ああ、それと分かってると思うけど、ウイングゼロの設計データは連合軍の人間には見せないようにしてくれ。……一応役に立つかどうかはわからないけど、設計データの中にはサンドロックのも入ってる」
「分かっている。……正直、このデータをどうやって入手したのかは気になるが……H教授がここにいないというのがその答えなのだろう?」
「別に俺はH教授に手を出したりはしてないぞ? 勧誘しようとはしたけど、既にL4コロニーからは出奔してたし」
「では、どうやってこのデータを入手したのか……いや、聞くまでもないか。それでも敢えて聞くが、ウィナー家を攻撃したりはしてないのだな?」
「当然だろ。俺を何だと思ってるんだ」
まぁ、盗みに入ったんだから、攻撃してない……訳じゃないんだろうが。
ともあれ、取りあえず老師Oにウイングゼロとアルトロンガンダムについて任せる事になったのだった。
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