ガンダムW
1646話
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テルを持ったガンダムを開発した者の事だ」
「ヒートショーテル? ……っ!? ウィナー家の!?」
シャドウミラーに合流したデュオからきちんとカトルについて聞いていたのか、それとも単純に俺がL4宙域にあるコロニーに寄った時の事を覚えていて、そこから予想したのか。
ともあれ、五飛はしっかりと俺がこの設計データをどこで入手したのかを悟ったらしい。
驚愕の視線をこっちに向けてくる五飛だったが、俺はそれを気にした様子もなく老師Oの方に視線を向け、口を開く。
「驚くのはまだ早い。こっちも見てくれ」
表示されているウイングゼロは、TV版の設計データだ。
その隣に、次は劇場版の設計データを映す。
「っ!? これは……2種類の仕様を……」
「老師O?」
五飛が老師Oの様子に、思わずといった様子で尋ねる。
驚くとは思っていたが、俺もここまで驚くとは思っていなかった。
まぁ、こっちとしては向こうを驚かせるという目的を達成出来たんだから、問題は無いんだが。
「そんな訳で、このウイングゼロを……それも、両方の仕様のハイブリット型を開発したいと思っている。それに手を貸してくれないか?」
「……この2つを、か? アクセル、何故これが2つの仕様になっているのか。お前なら分かるのではないか?」
「恐らくだが、前者は飛行形態になって迅速に戦闘区域に移動出来るようにしている機体、そして後者はMS単体としての能力を求めた機体……といったところか?」
「そうだな。色々と大雑把だが、そのような分け方で間違いないだろう。だが、それを理解した上で、この2つを混ぜ合わせると言うのか?」
「ああ。簡単に言えば、MS単体の能力を求めたウイングゼロに、シールドと飛行形態を組み込んで欲しい」
言うまでもなく飛行形態を持っているのがTV版で、MS単体の能力を高めた方が劇場版だ。
「正気か?」
「そこはせめて、本気かと言って欲しいところなんだけどな。そもそもの話、この機体が最初に開発されたのは随分と昔だろう? 技術は日進月歩。日々進化している。当時は無理でも、今ならそんな事も可能なんじゃないか?」
「……可能かどうかで言えば、可能かもしれないという答えしかないな。だが、少なくても儂だけでやれというのは無理だ。他にも何人か人数がいる。1人の考えでは無理でも、何人も集まればそれが可能になるという事は珍しくないからな」
「具体的には何人いればいい?」
尋ねてくる老師Oに尋ねるが、それに返ってきたのは難しい表情。
「何人……明確には言えないな。場合によってはもう1人いればいいのかどうかも分からんし、ガンダムの開発者全員を集めても足りないかもしれない。……元々非常に高い完成度を誇っている機体を更に改良するのだから、全く読めな
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