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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十九話 模擬戦 スターズ
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ったか知らない?」

「え?あれ?居ない?」

キャロも、エリオに言われて初めてアスカが居ない事に気づいた。





アスカside

あのバカ野郎が!

ハラオウン隊長相手に近接戦を挑む気だ!それも、期を見てティアナが決めるつもりだな!

オレは見学していたビルの階段を駆け下りていた。

「やめろ、ティアナ!それは強さじゃない!」

ハラオウン隊長相手に近接戦で一本取れれば、周りが認めてくれるとでも思っているのか?

その結果を出す為に、今までの自分を捨てるのか?何の為の精密射撃なんだ?

いや、何の為に高町隊長の教導を受けていたんだ!

「違うんだよ、ティアナ!今のお前には、まだ必要じゃないんだ!」

止めないと、あいつらを止めないと!





outside

スバルと打ち合っていたフェイトは、周囲に気を配る。

(ティアナがいない。どこ?)

フェイトの視界にティアナは見あたらない。

本来であれば、スバルを援護するべきなのに、今は一対一の状況になっている。

そのスバルも、間合いを詰めても防戦一方を決め込んで、アスカのような戦い方をしている。

普段のスバルの良さが出ていない。

「なにやってんだ、あいつら?」

二人の動きに、ヴィータが困惑する。

「どうしちゃったのかな?スバル、ティアナ」

なのはの表情が、悲しそうに曇る。





「!」

フェイトは視界の隅に光る物を捉えた。ティアナだった。

遠い位置からクロスミラージュを構えている。

そのクロスミラージュの先に、光が集まっているのが確認できた。

「砲撃?ティアナが?」

驚くフェイト。一瞬だが隙ができる。

『特訓成果、クロスシフトC。行くわよ、スバル!』

「おう!」

その隙を突く。

スバルはカードリッジを一発消費し、ローラーでフェイトに突撃する。

「うおぉぉぉぉりゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

魔力により強化されたナックルがフェイトに突き出される。

「くっ!」

ガッ!

バリアでナックルを防ぐフェイトだったが、スバルは強引に押し込んでくる。

ガガガガガガガッ!

お互いの魔力が弾け、衝撃が周囲に響く。

最初は押していたスバルだったが、徐々にフェイトに押し戻されている。

「ティ、ティア!」

歯を食いしばり、フェイトの圧力に耐えるスバル。

スバルを押し込みながらも、フェイトはティアナを警戒していた。

(どのタイミングで砲撃を撃つ?まさかスバル諸共って事はないと思うけど……え?)

不意に、ティアナの姿がゆらいで消えた。

幻影!

「本物は
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