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Blue Rose
第四十七話 成長その十一

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「味を出す」
「そうね」
 二人でこう話すのだった、ちゃんぽんのスープを食べつつ。二人がちゃんぽんを食べ終えるとそこにだった。
 炒飯と餃子が来た、その二つも食べるが。
 優子は炒飯についてだ、こうしたことを言った。
「何といってもね」
「中華料理の基本よね」
「これがいいとね」
「他のお料理もっていうのね」
「そうよ、だからね」
「このお店もね」
「ちゃんぽんだけじゃなくて」
 ただ長崎名物のこれがいいだけでなく、というのだ。
「お料理自体がね」
「いいのね」
「いい火加減よ」
 炒飯のそれもというのだ。
「これだけでもいけるわ」
「それに餃子も」
「ええ、こちらもね」
「いいでしょ」
「焼き加減がいいから皮がカリッとしてて」
 餃子についてもだ、優子は食べてみての感想を述べた。
「元々の皮もいいのね、中の具も」
「絶妙でしょ」
「凄く美味しいわ」
「ちゃんぽんも炒飯も美味しくてね」
「餃子もいいのね」
「ここは凄く美味しいの」
 優花はにこりと笑って姉に話した。
「だから姉さんに紹介したけれど」
「いいお店紹介してくれたのね」
「そうなの、美味しいから」
「お礼を言わせてもらうわ」
 優子は妹ににこりと笑って実際に礼を述べた。
「これは美味しいわ」
「ちゃんぽんは外せないけれど」
「炒飯も餃子もよくて」
「そう、どれも美味しいから」
「そうね、特にこの餃子を食べていると」 
 優子は箸で餃子を取って皿の中のラー油入りのタレに漬けてから食べつつまた言った。焼き餃子のポピュラーな食べ方だ。
「焼酎か老酒を欲しくなるわね」
「ビールじゃなくて?」
「私はね」」
「そこでビールって言わないのが姉さんね」
「強いお酒が好きだから」 
 この言葉はくすりと笑って言った。
「だからよ」
「そこは相変わらずね」
「ええ、けれどお酒もね」 
 優子は酒の話をしながらこんなことも言った。
「将来は量を減らさないとね」
「姉さんがそう言うなんて」
「お酒の適量も変わるのよ」
「そうなの?」
「年齢を重ねるとね」
「そうだったの」
「弱くなるのよ」
 身体が衰えてだ、年齢を加えるとどうしても身体が衰えてしまうがそれは酒量についても言えることなのだ。
「どうしてもね」
「そうだったの」
「人によるけれど」
「姉さんもなの」
「食べる量が減らない人でもね」
「お酒の適量は変わるの」
「そう、だから私もよ」
 自分のことからだ、優子は話すのだった。
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