第八幕その五
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「楽しんでね」
「わかったわ、それじゃあね」
「この国にいる限りね」
「そうするわ、じゃあお風呂に入ったし」
「後はお話ね」
「色々起こり得ることはお話したから」
もう皆それぞれ考えつく限りこれから起こりそうなことをお話しました、その数は相当なものになってしまっています。
「だからね」
「その対策をね」
「今度はお話していきましょう」
「それじゃあ」
こうお話してでした、二人は今度はそのワイン風呂に入りました。赤いワインの色でしかも香りもそれのお風呂にです。
そこにいてです、アンは言うのでした。
「色々出て」
「皆本当に色々出してくれたわね」
「じゃあ何があってもね」
「いい様にお話しましょう」
「何が起こるかわからないにしても」
「それでも」
こうお話してでした、二人でワイン風呂に入っていますが。
ドロシーはワインの香りにです、アンに微笑んで言いました。
「凄くいい香りね」
「リラックスするわね」
「ええ」
実際にというのです。
「ワイン風呂は香りもいいわ」
「そうよね」
「じゃあこの香りを感じて)
そして、でした。
「リラックスしていきましょう」
「今以上にね」
「リラックスしたらね」
まさにというのです。
「いい考えも出るし」
「そうなのよね」
「だからお風呂も入って」
「ワイン風呂の香りも楽しんで」
そして、というのです。
「頭を最高にリラックスさせて」
「皆で対策をお話していきましょう」
「是非ね」
ドロシーもアンも二人でお話します、そうしてその中でアンはドロシーににこりと笑って言いました。
「まさかドロシー王女とこうしてね」
「一緒に冒険したりお風呂に入ったり」
「そうなるなんてね」
それこそというのです。
「思わなかったわ」
「私もよ、アン王女は最初征服者で」
「そうだったわね」
「そのアン王女とね」
「こうして仲良くお風呂に入るなんて」
「思わなかったわ」
こうお話するのでした。
「本当に」
「そうよね」
「ええ、けれどね」
「けれど?」
「これがオズの国ね」
ドロシーはにこりと笑ってアンに言いました。
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