第二話:戦乙女と殺人鬼
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た。何変わらぬ姿で。いつもの様に微笑みを浮かべながら。
彼女は喜んだ、彼の胸の傷に気付かず。彼女は安堵した、彼の内面に潜む狂気に気付かず。彼女は誓った、有るはずのない過去の彼を守ろうと。
怜悧な上辺に似合わぬ淡い恋心を抱きしめる乙女の背後で、狂気が冷たい牙を研ぐ。奇妙でおぞましく、どこか微笑ましい関係が幕を開けた瞬間であった。
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