第四章
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わかりましたね」
「そんな、じゃあ宴も」
「どちらにされますか?」
美人の物腰は変わらない。淑女のそれのままだ。
その物腰で傍まで来て。こう言ってきたのだ。
「貴方の方から。それとも私の方から」
「俺はその」
「迷っておられるのなら」
もうすぐ傍まで来ていた。逃げられる距離ではなくなっていた。
美人は彼の手を掴んできてだ。気品のある微笑みでこう言ってきた。
「私の方から」
「私の方からって。あの」
「最初は私が教えさせてもらいます」
背中を向けさせられた。美人が後ろになったのだ。
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