第194話 洛陽哀歌
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たようにこぼれ落ちた。
変わり果てた親友の姿。昨日まで会話を交わした人物が物言わない首だけという悲惨な姿となって見えることになった。運命の厳しさを董卓はひしひしと感じていた。
「ごめんね」
董卓は震える口から言葉を漏らした。彼女は賈?の顔を真っ直ぐ視線を逸らすことなく見ていた。
「ごめんね。詠ちゃん。私は未だ行けない」
董卓は泣きながら目を閉じた詠の首に語りかけた。その言葉に詠は返事を返すことはない。
「ごめんね。私は未だ行けないの」
董卓は何も語らない詠の首に何度もあやまる。正宗は彼女を哀れむように見ていた。対して揚羽は冷めた表情で董卓のことを見ていた。
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