いきなりのY/少年グレン
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にするグレンであった。
「そういえばこの子どうしようか? 」
「守衛さんにでも引き渡す? 」
(そんなことされてたまるかよ)
そう思ったグレンは
「あのねボク、お姉ちゃん達と一緒にいたいな 」
甘えたフリを繰り出すと
「うっ!?ダメなのはわかってるけど甘えられるとつい従いたくなっちゃう!? 」
「じゃあ、グレーくん、お姉ちゃん達と一緒に教室に行こうね 」
(ちょろい)
グレンの策略通り、まんまと一緒にいくことに成功したのだった。
ちなみにリィエルはというと
「何でグレンのベルトがここにあるの? 」
茂みの中で隠されたダブルドライバーを見つけるも
「ま、いっか 」
すぐにドライバーを置いてシスティーナ達の方に向かうのだった。
『何だか嫌な予感がするなぁ!? 』
そして一人(?)残されるフィリップであった。
一方、教室に連れていかれたグレンはというと
「先生の親戚の子供ですって!? 」
「あらあら、かわいい顔してるわね 」
「かわいいね 」
ウェンディ、テレサ、リンといった女子達に可愛がられていた。
(かわいい呼ばわりされるのもあれだが意外といいかもしれんな♪)
「まさか先生にあんな子供の親戚がいたなんてな 」
「ちょっとビックリだよね 」
「まぁ親戚ならばそんなに驚くことでもないだろうさ 」
カッシュ、セシル、ギイブルといった男子からもグレンに親戚がいたことに驚くのだった。
(ハ〜、最初はガキになって色々困るかと思ったが、案外ガキの姿もいいもんじゃねぇか♪)
だが、どんな楽しい時でも必ず終わりがやって来るのだった。
「システィーナ、グレンがまだ来てないそうじゃないか 」
グレンをよく知るセリカが教室に入ったことで楽しい時間が終わってしまった。
(げぇーっ!?セリカ)
「んっ?何だ。その子供は? 」
「先生の親戚の子供ですよ。アルフォネア教授は知らないんですか? 」
「グレンに親戚だと 」
セリカはじーっとグレンの顔を見ると
「お前、何を小さくなってるんだグレン 」
「「「「へっ? 」」」」
セリカのグレンという言葉に全員が反応した。
「な…何を言ってるのセリカ!?ボクはグレーで…あっ!? 」
この時、グレンは自ら地雷を踏んでしまったことに気づいてしまった。
学院でセリカを知る者は大抵セリカをアルフォネア教授やセリカ君と呼ぶ
呼び捨てにするのはリィエル、そしてグレンだけであった。
「「「「・・・ 」」」」
教室内に沈黙が流れ
自ら墓穴を掘ってしまったグレンは
「てへペロ☆ 」
か
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