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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第八十三話 大きな誤算なのです。
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だ。」
ロイエンタールが言った。
「そうすれば、要塞はただの鉄くずと化すからな。後は艦隊さえ封じてしまえば、後はどのようにも料理できる、というわけだ。」
「ロイエンタールの意見に俺も賛成だ。可能性として考えられるのはそれだろう。さて、どうするか・・・炙り出しを行うか、それとも泳がしておいて逆手をとるか・・・。」
と、ミッターマイヤーが意見を述べたその時、フィオーナの端末に反応があった。ケンプからだ。
『閣下、反乱軍が動き出し始めました!要塞、後退運動に入りつつあります!』
「すぐ戻ります。」
端末にそう切り返すと、彼女は3人を見た。
「ティアナ、あなたは全システムの確認にあたって。不審な点があれば残らず洗い出してほしいの。ロイエンタール、ミッターマイヤー両提督は艦隊の出動用意をお願いします。敵はおそらく・・・あの手で来るはずです。」
フィオーナの言う「あの手」とは何か。それはただここにいる4人のみが知っていることだった。
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